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地面に落ちたまま動かないマルスを、
クラウスの能力で拘束した。
「これでよし…！」
クラウスが、眼鏡の位置を直しながら言う。
「随分暴れ回ってしまったが、
ダンジョンが丈夫でなによりでィ」
「丈夫じゃなかったらどうなるんでスか？」
頭にネロを乗せたアスタは体力回復の薬草を
もしゃもしゃと口に頬張りながら、
きょとん顔で聞く。
「そりゃあ…運がなければこの世からおさらばだ」
合掌をしながら答えた。
「んじゃ！そうならないためにやるぞおおおお！」
もしゃもしゃと薬草を食べるアスタは、
クラウスの施した拘束魔法を眺める。
「この拘束魔法大丈夫か？」
「でぇでぇ」
自身の拘束魔法に疑いの目を向ける二人に、
クラウスは心外だと声を荒らげる。
「大丈夫に決まっているだろうが！
手負いの者に解かれる程
脆くなどないわ！」
「まぁそうカリカリしなさんな」
そして、改めて向かい合う。
「先にこの場所にたどり着き
勝負に勝ったのは我々だが
特別にオマエらも
宝物殿に入る事を許そう─！」
「何でそんなエラそーなんだこのメガネはァァ！？
どーもありがとうございます
コノヤロォォー！！」
アスタ達とクラウス達は、
宝物殿に向き直る。
「いざ宝物殿へ────！！」
一歩踏み出して、立ち止まる。
「「(どうやって
入るんだろう……………)」」
二人の心の中が初めて一致した。
「おそらく
どこかに暗号か何か───…」
「ガンバレ！考えろ！メガネ！」
「やかましい！！」
ラックが
言い合うふたりの前を通り過ぎ、
扉に触れる。
「この扉
魔法で出来てるみたいだから
アスタ斬っちゃいなよ
ズバっと♪」
「「……」」
この2人けっこう息がピッタリだなとカイコクは
ニシシと笑う。
「うらァァ──────！！ 」
アスタの大剣によって、扉は斬り崩される。
扉の魔法は消え去り、
宝物殿の中に入ることが出来た。
宝物殿の中は、
その名に見合うほどの金銀財宝や魔道具が、
部屋に山のように
無造作に積まれていた。
「うおおすげええ〜〜〜〜
お宝の山だアアア！！！」
アスタの大声が、
宝物殿の中に反響する。
「おお〜。こりゃまあ、ここまで頑張ったかいが
あらァ。流石、ダンジョンの秘宝ってわけだ」
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レイ - 箒が放棄になってますよう (7月20日 14時) (
レス) @page16 id: 27b30402b9 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - きのさん» はい!楽しみにしてます！でも無理しない程度にしてきださいね? (2018年7月19日 16時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - コメントありがとうございます。ナカゲノのカイコクさんかっこいいですよね。更新頑張ります！ (2018年7月18日 9時) (レス) id: aa1d5f41b1 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - カイコクさん、カッコいい！面白いです!ナカゲノもブラクロも好きな私には堪りません。更新頑張ってください♪楽しみにしてます！ (2018年7月17日 2時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
@ - オリジナルフラグを外さないなら違反報告するまでだ。ルールを理解する気も守る気もないなら作品なんか作んな (2018年6月24日 13時) (レス) id: 3cfe8e2fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年6月23日 2時
