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「四つ葉の魔導書グリモワールに
選ばれただけあってやるな…」
風の方舟がその場を後にすると同時に、
アスタが全速力で走っていった。
「アスタ〜、
なるべく団体行動を崩すな〜…」
「ちょっと待ちなさい！
アスタ！」
そしてアスタの後を追って、
カイコク達はその場を後にしたのだった。
「────って
どうするのよ！？」
そう叫んだノエルはあることに気がついた。
「そうだわ！カイコクさん！
アナタ何か探索系の魔法は持ってないの！？」
亜空間魔法
"亜空牙突"(あくうがとつ)
ドロドロとした人型の物体の攻撃をいなしつつ
魔力を纏った番傘でドカドカ反撃するカイコクに
向かってノエルは叫んだ。
「あったらとっくに使ってらァ」
いいながら、突っ込んできた敵に番傘を突き刺して倍返しの威力で吹っ飛んだ。
「じゃあどうすれば！？
私もアイツも
探索系の魔法なんて使えないのよ！？」
「しらみ潰しにすべての道を行く────！！
やってやらァァァァ！！」
アスタは自身に気合を入れるため、
腹の底から叫んだ。
「馬鹿じゃないの！！？
あ、馬鹿だった！
このままじゃ『宝物殿』に行くどころか迷子になるわよ！」
戦いながら宛もなく進む彼らを、
呆れたような目付きで見ていたネロが
アスタの頭の上から飛びたつ。
「！！
ネロ…！？」
「ん、ロロ？」
同じくロロもカイコクの肩から降りてネロとともに
ツタのはった石の台の上に乗って、
翼で壁にある道を指さした。
『ｺｺｯ』
『キュッ』
「「！？！」」
「道案内か。ロロネロはなかなか優秀でぃ。
アスタ、ノエル、
なるべく離れ過ぎないように
敵を撃退してロロ達の示す道へ向かおうか」
「うすっ！！」
アスタはカイコクにいい返事をして、
正面にいる数匹の敵をまとめて薙いだ。
敵を無事倒して、
ただ今三人はロロとネロの示した道を進んでいる。
「また真っ暗じゃないの！！」
その道は、真っ暗闇の一本道が続いていた。
「明かり〜、マグナがいねェや」
「ああーもうっっっ！！」
「とりあえず感覚で進め。どうにもならねェしな」
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レイ - 箒が放棄になってますよう (7月20日 14時) (
レス) @page16 id: 27b30402b9 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - きのさん» はい!楽しみにしてます！でも無理しない程度にしてきださいね? (2018年7月19日 16時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - コメントありがとうございます。ナカゲノのカイコクさんかっこいいですよね。更新頑張ります！ (2018年7月18日 9時) (レス) id: aa1d5f41b1 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - カイコクさん、カッコいい！面白いです!ナカゲノもブラクロも好きな私には堪りません。更新頑張ってください♪楽しみにしてます！ (2018年7月17日 2時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
@ - オリジナルフラグを外さないなら違反報告するまでだ。ルールを理解する気も守る気もないなら作品なんか作んな (2018年6月24日 13時) (レス) id: 3cfe8e2fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年6月23日 2時
