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団長からお叱りを受けた団員達は、横一列に正座をして座っていた。
そしてヤミは今更なことを聞く。
「お前、名前なんだっけ」
「ういっす!ハージ村から来ましたアスタです!!
よろしくお願いしァァーす!!」
今度はしっかりと団員達の耳に届いたようだ。
団員紹介でフィンさんが順番に名前を言っていく。
まず、ゴードンさんとバネっさんことバネッサ・エノテーカ。
「ハージって…あの最果ての小さな町の?」
下着一枚の上からローブを羽織っただけの桃色の髪のバネッさん。
最後に良い奴さと締めるフィンさん。
「最果て出身で魔法騎士団に入るだなんて
頑張ったのね坊や。ご褒美にオネーサンがイイコトしてあげようか〜?」
大人の色気全開でアスタに誘惑する。
アスタは彼女から目をそらし、何かに耐えるようなものすごい顔をしながら頭を抱える。
「よろしくお願いされてぇ〜。けどオレにはシスターという心に決めた女神がぁ」
「うぷ」
バネっさんが突然口元をおさえたが先程の色気はどこへやら、二日酔いからくる吐き気で嘔吐する。
次にラックことラック・ボルティア。ゴーシュさんことゴーシュ・アドレイ。チャーミーことチャーミー・パピットソン。グレイさん。マグナことマグナ・スウィング。
最後に良い奴さで締めるフィンさん。
それぞれにアスタは「怖ぇぇ…」「よ…よろしく」だのと一言いっている。
「そしてこの子はカイコク。こう見えて古株メンバーであり、ヤミさんの次に強い。とにかく自由すぎる子だからよくわかんないけど良い奴さ」
「余計な情報は出す必要ねェだろ。俺ァカイコクって言うんでィ。よろしくな」
「よろしくお願いしやぁぁす!」
『キュー』
後ろに隠れていたロロが顔をだす。
「んん?狐っすか?」
「いや、フェネック。名前はロロでェ。ほぼ俺と一緒にいる。戦闘時はサポートしてくれるからありがてェや」
そしてフィンラル自身も紹介し、団長のヤミでラストを締める。
「団員は他にもいるが、今は任務に行ってたり休暇中だったり、サボったりしている。テキトーに仲良くなっとけ」
問題発言も交えつつ、ヤミはアスタに話す。
アスタはキラキラと目を輝かせながら大声で答えた。
「ハイ!めっちゃ仲良くなります!」
「オマエ背の高さと声のデカさが、反比例してるな」
「はあぁぁぁーい!」
「うるせぇ…!」ギロリ
「すいません!」
「このチンチクリンがもう一人の新入団員だ
死なねー程度にシゴいてやれ」
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レイ - 箒が放棄になってますよう (7月20日 14時) (レス) @page16 id: 27b30402b9 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - きのさん» はい!楽しみにしてます!でも無理しない程度にしてきださいね? (2018年7月19日 16時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - コメントありがとうございます。ナカゲノのカイコクさんかっこいいですよね。更新頑張ります! (2018年7月18日 9時) (レス) id: aa1d5f41b1 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - カイコクさん、カッコいい!面白いです!ナカゲノもブラクロも好きな私には堪りません。更新頑張ってください♪楽しみにしてます! (2018年7月17日 2時) (レス) id: 9f5ed6db60 (このIDを非表示/違反報告)
@ - オリジナルフラグを外さないなら違反報告するまでだ。ルールを理解する気も守る気もないなら作品なんか作んな (2018年6月24日 13時) (レス) id: 3cfe8e2fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きの | 作成日時:2018年6月23日 2時