番外編「包丁藤四郎」 ページ27
包丁くん可愛かったので
突然の番外編です。
ネタバレ注意。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
とんとん、と小さな音がした。
依頼人かな？扉を叩かれるとは珍しい。
愛想良く返事して扉を開けたら
「俺は包丁藤四郎！好きなものはお菓子と人妻！
ちょっと迷子になっちゃった」
「……ん？」
見かけない顔がそこにあった。
ほうちょうとうしろう……
最近実装されたという短刀か。
何故此処に来たのだろう？
まあ、一応はお客さんだし中に入れた。
「嗚呼、主さんとはぐれてしまったと」
「そう。買い物に来てたんだけど、俺がちょーっと目を離したすきにいなくなっちゃった。探してたらここについたんだ」
「なるほど」
「いやーなんか、人妻の匂いがしたんだよね！お姉さんもしかして、人妻だったりする？あっ、今さっきお茶出してきたあの人と結婚してるとか！」
「残念ながら、岩融とはただの友人」
一応聞きこみ調査をやってみたが、この子、いやこの刀かなり凄いかもしれない。いや普通人妻の匂いとか分からないと思うんだが。
うーん、でも主さんとはぐれたのか。
探してやらないとだめだろうな。
「じゃあ、主さんのところへ私が連れてってあげるよ」
「……えー、今は嫌だよ」
「む、どうして？」
「なんかお姉さん、人妻っぽいし。俺、人妻に頭なでてもらいたいんだよねー。あるじは男だし、お菓子も食べきっちゃった」
そうぼそぼそと喋って
拗ねたように包丁藤四郎はそっぽを向いた。
こ、これは、可愛いぞ……
うむ、まぁ、そこまで言うなら仕方ないか。
負けたような気もするが……
私は包丁を持ちあげ、膝の上に座らせて
ぱちぱちと目を瞬かせる彼の頭を
優しく、ゆっくりと撫でてあげた。
「……お姉さん？」
「人妻じゃないけど、これで勘弁してくれるかな？」
「うん！……俺、とっても嬉しいな」
花が咲いたように彼は微笑んだ。
これで良かったみたいだ。
さて、せっかくの機会だ。
岩融も呼んで、お菓子も少々持たせて
三人で、包丁の主を探しに行く事にした。
「なんか、家族みたいだぞ！」
「確かに」
「当たっているかもしれぬな、包丁」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
これが精一杯です。
もう脳死周回で頭パンクしそう。
はよでんかい包丁くんと博多くん…
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アヅマ(プロフ) - 浅葱さん» コメありがとうございます。そのお言葉がとても嬉しいです・・・！岩融も他の刀たちも格好良くかけるように頑張りたいと思います！ (2017年1月8日 18時) (
レス) id: 721b990030 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱 - とっても面白いです更新頑張って下さい♪( ´▽｀) (2016年12月30日 11時) (レス) id: d80fc865bb (このIDを非表示/違反報告)
アヅマ(プロフ) - マキーさん» コメありがとうございます。岩融かっこいいですよね・・・最近レベル90超えました((続きを待っていてくださって嬉しいです。更新頑張ります！ (2016年11月13日 17時) (レス) id: 721b990030 (このIDを非表示/違反報告)
マキー - 面白かったです!岩融いいですよね。更新頑張ってください、続き凄く楽しみにしています!! (2016年11月12日 13時) (レス) id: 2e62f948f5 (このIDを非表示/違反報告)
アヅマ(プロフ) - ☆NATU☆さん» コメありがとうございます。更新停滞気味ですが、頑張ります！応援嬉しいです・・・！ (2016年10月2日 21時) (レス) id: bb6b05b55f (このIDを非表示/違反報告)
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