チョー偉いお稲荷さん、柱やってたら悪女に出会う弐 (ページ11)

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御狐さん肆拾陸　証拠と証人ページ11

「まず、秋柱が柱になってから最初の会議で起きた事件について」

「紫苑！証人を連れてこい！」

イザナミが連れてきたのは樹木の精

勿論人ではないが、人間に擬態してもらっている

「日向屋という洋服屋で働いていました、木葉と申します。」←でっち上げ

「ええと。秋柱、と言うのは、茶髪の女性で合っていますか？」

「ええ。そうです。」

「では。お話ししましょうあれは私が山菜を採りに行った時でした…」

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―山菜を採っていたら怒鳴り声が聞こえたんです

気になって近くにいってみると、茶髪の女性が白髪の女の子に怒鳴っていたんです

ウザい

消えて

白髪の人は相手にしていなかったのですが…

いきなり怒鳴っていた女性は刀を取り出したんです

そして自分の腕に刺して助けを求めました

その後、あなた方がやってきたのです

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「あまりに異常な光景だったので写真もあります」

柱は食い入る様に写真を見つめている

「これは…」

「沙耶さんで間違いないですね…」

「南無…なんと言うことだ…」

「次行くぞ」

「次は沙耶が任務を押し付けられていたということについてじゃ」

羽織から何枚かの書類を取り出す

「こっちがAが書いた書類。こっちが秋柱が柱になる前に書いた書類」

「この【鬼】の書き方をよく見ておけ」

「ほれ。これが柱になってから提出された書類じゃ」

「「「「「「「「！」」」」」」」」

「形が違うわ…」

「(筆圧も)違う」

「派手に別人の字じゃねえか」

「Aが書いた書類と比べてみよ」

見事に一緒

開いた口が閉まらんようじゃな

「さらに」

「竈門炭治郎！我妻善逸！嘴平伊之助！」

「「「はい！」」」

三人の登場に柱が困惑する

「これは沙耶さんに任務を押し付けられ、手柄を奪われたたという人の署名です！」

「こっちは暴力を振るわれたって奴のショメイだ！！」

「で、これがそのうちの一人が録音していた会話です！」

我妻がボタンを押す

〈ちょっと！こんなに沢山の書類明日にまでなんて無理です！私だって任務があるんですから！〉

〈関係ないわよ！アンタは大人しく私の言うことを聞いてればいいの！〉

「諸事情でここから先は録音されていないが、これだけ証拠があるぞ？
どうする？」