夜はセーブの時間 ページ6
＊
「いやーもう痺れるわ痺れるわ、幸せすぎて死んじゃいそう」
『あーはいはいはい。それは良かったザンスねー』
電話口の向こうで適当に相槌をうつ紗枝。興奮状態の私でさえも、流石にこれのいい加減な適当さには眉を顰める。
「あのねぇ、さっきから何なの？ 適当に相槌をうってるのぐらい私にも分かるんだけど。やるんならもっと分からないようにしてくれる？」
『そこはやるな、じゃないのね』
「うん」
『相変わらずだねぇ』と特徴的な笑いを零し、紗枝はぶつりと何の前振りも無く電話を切った。気付けば今は深夜一時を少し回ったところ。電話をし始めたのは何時頃だったろうか、多分、もう三時間は経っていると思う。
朝に弱く人一倍睡眠を摂らないと生きていけない紗枝が、こんな時間になるまで付き合ってくれたことに愛を感じつつ、私はまだ喋り足りなかった。
布団に入っても今日あった興奮は鎮まることを知らず、目はギンギンと光って瞼の裏には犬神君の笑顔と猫柳君の人形のような整った顔が焼き付いて離れない。
いっやぁーもう素晴らしいね。この一ヶ月間は幸せだわ。うん、マジで。新しく小説でも書こうかな。
そんなことを考えながら、私は深い眠りについた。
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秋葉まこ - ニャンコ先生＠生チョコ族さん» 詳しく教えていただきありがとうございます！！ (2017年10月13日 17時) (
レス) id: b83ad12f14 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ先生＠生チョコ族(プロフ) - 秋葉まこさん» おお！ 有り難う御座います！ 軽ーく腐女子度検定も混ぜてみました。ヒントは二話の最後ら辺と紗枝の台詞です。暇な時是非(( (2017年10月13日 7時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
秋葉まこ - うおおおおおッ！読みに来ました！！うわあああああ！これ絶対面白い小説が誕生しました！！早くも続きが気になりますが更新は自分のペースでやっていってください！！ﾜｸﾜｸ！ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 0faa99912c (このIDを非表示/違反報告)
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