二年 ページ2
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見た目は二十代前半の綺麗な男の人。イケメンというより美人、麗しいと表すのがあっているような大変古風で廃りのない美しさを纏った人だった。彼は私に気づくや否や、濃い睫毛を二三回伏せてチョイチョイと手招きをした。
私はまるで紐に繋がれた家畜のように、ふらりふらりと頼りなく彼に引っ張られる。彼は私が社まで来ると、嬉しそうに微笑んである男の子の名前を口にした。知らないか、と言って。
その男の子は、私がまだここで暮らしていた小学生の頃、私の家のすぐ隣に家を構えていた家族の一人息子の名前だった。
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小浮気凪和(プロフ) - 桃ラムネさん» 慣れない書き方をするもんじゃないね。正直もっと広げて書きたい(笑) 楽しんでもらえてなによりー。 (2018年1月27日 20時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
桃ラムネ(プロフ) - 胸がキュッてなった(語彙力) 深かったし、解釈もいろいろありそうで読んでて楽しかったよ。凪らしくていいと思う(上から目線失礼しました(_ _)) (2018年1月27日 19時) (レス) id: 6ebdf4b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
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