幹部が国離れてもいいのかね？

第一話　幹部さん米花町へ ページ2

・・・迷った
総統の司令で米花町に来たのはいいものの
土地勘の無さから完全に迷ってしまった

「はて、どうしたものか」

？「どうしたの？お姉さん」

声がしたので下を向くと小学生らしき子供達に囲まれていた

？「ねーちゃん迷子なんだろ？」

？「僕達が助けてあげます」

なんとも上から目線の子供達だな
にしても五人の内二人に違和感があるのは気のせいかな？
というか総統も日本に来る理由話さないってどうなの？
ま、いいか、今は観光でも楽しもう

「先に君達が何者か教えてくれないかな」

それとなく聞き出すと少年達は嬉々として自己紹介を始めた

コナン「それで、お姉さんは？」

「私はA、此処には仕事で来たんだけど迷子になっちゃって」

光彦「お仕事は何をしているんですか？」

「・・・まあ詳しい事は言えないんだけと、空に関わるお仕事、かなぁ」

結構あやふやだが嘘は言ってない
うん、嘘は言ってない、言ってない

元太「それで、迷子っつってたけど何処に行くんだ？」

「別に決まってないよ、土地把握しようと思って散歩してたら迷子になった」

灰原「案外、抜けてるのね」

「よく言われるよ、一応部下からの信頼はあると思うんだけどね」

まあでも仕事中はそれなりに働いてるつもりなんだけど
今は仕事モード出すと怪しまれるからな

歩美「この近くにポアロっていう喫茶店があって、お姉さんも行こ〜」

喫茶店か、まあ合流時間まではまだ時間がある
とすれば少しくらいお茶してもいいか

「いいよ、私が奢ったげる」

コナン「え、いいよ悪いし」

「私、今絶賛迷子中だからまあ、お礼とでも思ってよ」

そしてポアロに着いた
中に入ってテーブル席に座る

コナン「Aさんって一人で来てるの？」

「いや、あと三人ほど一緒に来てるよ、今は別行動中だけどね」

私がそう言えばコナン君の目が鋭くなる
疑いの目だ、移動中に聞いた話だと彼等は少年探偵団というらしい
まあ少年達の探偵ごっこかとも思ったのだがどうもそうでは無いらしい
彼等の話によると今までに幾つもの事件を解決しているようだ
しかも推理の中心は決まってコナン君、探偵団が揃っていない時でも活動をしているようだ
思えば彼等の中でもコナン君と哀ちゃんはどこか大人び過ぎている
頭の良い小学生では済まされないレベルで・・・
先程感じた違和感も含め、調べてみる必要がありそうだ

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