幹部が国離れてもいいのかね？

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犯人は何が起こったのか理解出来ていないようで
その場に座り込んだまま辺りをキョロキョロしている
沙弥君はと言えばやってやったぜという顔でこちらに戻って来た
私はその様子が面白くてつい笑いが漏れてしまった

「っふふ、フフハハハハ」

沙弥「ちょ、Aさん？」

「いや、面白くて、ハハ、満点だよ沙弥君、私が出る幕は無かったかな？」

沙弥「いやいや、Aさんが注意を引いてくれたから隙が出来たんです」

「そうかな？君ならわざわざ私が注意を引かなくてもなんとかなりそうだけど、ああ、それと・・・シッマとかうるさかったら投げ飛ばしていいからね」

沙弥「上司なんですけど」

「いいよいいよ、あいつなら笑って許してくれるって」

とか平和そうな会話をしているが
ようやく事態が理解出来た犯人が
怒りに身を任せてこちらに走って来た

犯人？「こんのガキがぁ！！」

私達は軽く左右に避け
私は犯人の足を引っかけてやった
すると面白い位簡単に引っ掛かり盛大にすっ転んだ

犯人？「ぐあっ」

その際に飛んだナイフが宙を舞ったが
それもキチンと回収
沙弥君が犯人抑えつけて終わり

「誰か、警察か警備員いませんか？」

そう呼びかければコナン君達が呼んでいてくれたのか
人混みから警察官数名が現れ
犯人は呆気なく捕まったのだった
後日、シャオちゃんから内ゲバ始めようとしたシッマが
投げ飛ばされていたと聞いて笑いが止まらなくなったのは
また別のお話

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