第二話 ページ4
「・・・朝・・・そういえば米花町に来ていたんでした」
昨日、荷物をまとめて米花町にあるこのマンションに来ていた
身支度を済ませて自室を出ると朝食を作る使い魔二人が目に入る
彼等は私を見ると笑みを見せ挨拶をしてきた
クロウ「おはようございます、主人よく眠れましたか?」
メア「朝食が出来ました、どうぞこちらへ」
そういうと二人はテーブルに朝食を用意して
私に席を進めた
「ありがとうございます、二人とも、いつも任せてしまい申し訳ない」
と言うと二人は少し嬉しそうにしてから「これが私達の役目ですから」と答える
異能とは言え優秀な使い魔を持つことができ嬉しい限りだ
冷めないうちに、という事で朝食を食べ終わり、今後のことを話し合う事にした
「さて、流石に三人で行動すれば目立ちますね」
私はともかく二人は髪色、服装共に目立つでしょうし
メア「でしたら私とクロウはここに残ります」
「え?」
クロウ「いくら此処に来ることが任務とは言え書類などもありますから、僕とメアがいると目立ちますし、主人が外出している間に僕達で書類を片付けておきます」
メア「私達は主人の異能です、お力が必要とあれば何時でも駆け付けられますので」
確かに二人の言い分は最もで、それが最適解にも思えたが
「お二人も米花町を観光(まあ任務ですが)したいのではないですか?」
クロウ「いえいえ、主人の負担を減らすことが最優先です」
メア「お気遣い感謝いたします、でしたら私とクロウのどちらかを任意で護衛に就けるというのはいかがでしょう」
「確かに、それなら効率もいいし、あの程度の書類なら一人でも任せられます、わかりました、今日は私が一人で行くのでお二人には留守をお願いしましょう」
クロウ「はい!」
メア「お任せください!」
自分のことを思ってくれている二人に感謝しつつ
私は外へ向かうのだった
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レイ(プロフ) - りゃんくさん» コメントありがとうございます。最近ネタ切れで更新遅くなると思いますが生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。 (2019年4月27日 23時) (レス) id: d55ab5779a (このIDを非表示/違反報告)
りゃんく - 有栖川有栖って小説家さんですよね?私も好きです!設定めっちゃかっこよくて、お話もとても面白かったです! (2019年4月27日 23時) (レス) id: b724a19623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫 | 作成日時:2019年2月2日 14時