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第十六話 ページ30

鶴丸side
俺達は今、一階を探索中だ
特にこれと言って収穫はなくただ歩き回っているだけだ
一階にあるのはエントランス、控室、会議室、応接室のようだ、廊下の奥には裏口を見つけた
亡者の気配はするものの姿は見えない、白猫はというと周りを警戒しつつ俺についてきている
偵察は得意のようだが未だに見つからないようだ
彼女の顔にも焦りの色が見える

鶴「・・・見つからないな、どうする、二手にでも分かれるか?」

白猫「ホラーゲームにおける死亡フラグ立てようとしないで」

鶴「そうだな、一度エントランスに戻るか?」

白猫「そうしよっか」

〜エントランス〜
鶴「・・・なんだこれ」

俺達がエントランスにつくと紅い鎖でぐるぐる巻きにされた黒い物体が三つ?三体?転がっていた
おそらく黒猫が捕まえた亡者だとは思うが、五階から落とされて潰れていた
まああまり見たくはないがな

白猫「えっと、これが亡者?で合ってるかな?」

鶴「たぶんな」

ふと上の階を見上げるとさらに六体ほど降ってきた
ぐちゃっと嫌な音がして元からあった三体の亡者の上に重なった
俺達の視界が亡者の方に向いていたがふと裏口の方に人の気配がして顔をあげる
白猫も気付いたようで俺の方を見ている

〜裏口付近〜
二人で警戒しながら裏口に近づく
次第に子供のような声が聞こえてくる・・・まさか、な

?「やめとけって(汗」

?「いいじゃんよ!そのくらい」

・・・聞き覚えのある声だ

鶴「誰だ」

?「「「「!?」」」」

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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年4月14日 20時

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