男バレの合宿に参加したら後輩に公開告白されました?!

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『………は?!』


7月に入ってすぐだというのに、最高気温が30度を超えるほどの猛暑日、

私は顧問である"天崎(テンザキ)美宇(ミウ)"先生の発言に驚きを隠せないでいた。

彼女曰く、一週間後に合同合宿を組んでいた学校から、突然合宿ができなくなったと連絡が入ったのだそうだ。


「あ〜、!!そうそう、それでね〜？相談してみたら、男バレの闇路監督がいつもやってる梟谷グループの合同合宿に参加させてくれるって！」

「…………はぁ?!」


先生の発言に驚きが隠せなくなったのか、先程まで隣で無言で聞いていたうちの副主将"佐伯(サエキ)七紘(チヒロ)"も、声を上げた。

先生の話を詳しく聞かせてもらうと、今年は例年とは別に"烏野高校"という高校が合宿に参加するらしい。

そのため、私達が入ってもまぁ問題はないだろうとのことだった。



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『いやいやいや、問題しかないだろ?!』

「それな。」


ちーちゃん(七紘)と二人で部室の片付けをしている最中、私達は問題について話していた。

ていうか、男子と試合して練習になるわけがないよな。

まずネットの高さが違うし、

レギュラーメンバーとはいえ、まだ男子のネットで練習させていない一年生からすればその差は大きいだろう、

それに"男子"と"女子"じゃあ、力の差だってある。

天崎先生は、「私が現役の頃は日常茶飯事だったわよ？」とか言ってたげど…

絶対先生の居た高校がおかしいよな?!

結局、最善策は出ないまま、私達は家に帰ることにした。



家に帰って、お風呂にも入り、夕飯も食べ終わったため、少しだけでもテスト勉強でもしようと机に向かって座ったとき、ふと私のスマホの音がなった。

椅子から少し移動して、ベットに腰かけてから画面をタップすると、ちーちゃんからのメッセージが来ていた。


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七紘A〜!!一応、3年の2人には合宿のこと言っておこうと思うんだけど、
やめた方がいい?
Aそうだね〜、2人には言っておこっか。
七紘りょーかい。じゃあ、明日の朝練の後時間開けといてね!!!
Aは〜い。


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ちーちゃんとのトーク画面を閉じ、そのままベットに横になると、とたんに睡魔が襲ってきたため、私はその睡魔に逆らうことなく眠りについた。

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