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『へぇ〜、お爺ちゃんのとこに練習しに行ってるんだ!』

「はい!」


どうやら、祖父の家に向かっていたらしい日向くんに、荷物を運ぶのを手伝ってもらうことになってしまった。

日向くん曰く、あの天才セッターくんと揉めたらしい。

私もそんなことあったな〜なんて考えていると、

突然、彼は一瞬すごく悲しそうな…辛そうな表情をした。


「…俺、強くならないといけないので。」

『まー…そんな焦んなくていーんじゃん?』

「そうです…けど……」

『私なんかに言われても…って感じだろうけど、頭に入れておいてね。』


そう言って私より少しだけ上にある頭を軽くなでてみると日向くんは顔を真っ赤にしてズザーッと距離を取った。

え、そんなに嫌?


『そこまで露骨に嫌がられると私も傷つくぞ?』

「あ、いや、ノヤッさ…に、西谷さんに怒られそうな気がして…、」

『あ、ぇ?!な、なんで突然西谷くん?!』

「え、?二人は付き合ってるんじゃ…」

『つ…、?!つきあってないよ?!』


そこからは色々話をしながら二人で帰路を歩いた。

一人で歩くよりも二人で話しながら歩くほうが時間は早く感じるもので、あっという間に家についた。


『わざわざありがとうね〜』

「いえ!ここに来るまでのついでですし……」

『あははっ…日向くんいい子だね〜……そんないい子にはこれを贈呈しよう。』


そう言って私が彼に渡したのはパワーバー。なんとなく買ったものだったが、役に立った。


「いいんですか?!」

『うん、お礼だからね〜それじゃ、練習頑張ってね。』

「はい!」

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まお - めちゃめちゃ面白いです..!更新お待ちしております!! (2022年6月11日 18時) (レス) @page17 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 読みやすくて面白いです(о´∀`о)更新楽しみに待ってます☺️ (2022年6月8日 14時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌チャン x他1人 | 作成日時:2022年6月6日 2時

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