検索窓
今日:1 hit、昨日:38 hit、合計:80,816 hit

3-1.お酒好きなお姉ちゃん ページ20

·



『ただいま〜!!』


たったの2日間だったというのに、長く感じた合宿が終わり、急ぎ足で家に帰った。

玄関で靴を脱いでいると、バタバタと廊下を走る音が聞こえた、次の瞬間。背中に衝撃とぬくもりを感じた。

「おかえり〜!!」

と、私の背中に抱きついたまま久しぶり〜と笑っている彼女を背負ったまま(引きずりながら)リビングに行けば、母が声を出して笑っていた。


『も〜…お姉ちゃんお酒飲んだの?』

「んーん?飲んでないよぉ〜」

「飲んでたでしょ。全く〜…あ、Aちゃん、お風呂入っちゃって。」

『は〜い。』



______
____
__



『お風呂上がったよ〜』


カレーのいい匂いがふわりと香るリビングに戻ると、丁度父が帰ってきたところだった。

因みに、うちの家族はみんな背が高い。父に至っては185cmはある。姉も170はあると言っていた。母も同じくらいだろう。

それに、自分で言うのも何だが、姉と母は大人びた綺麗な顔立ちをしている。そこらのモデルよりかは美人だろう。

なのに…、残念ながら父に似てしまった私は俗に言う"童顔"だ。中学生に間違われることもしばしば………


『はぁ………』

「どうしたんだ〜?」

『お母さんに似てたら、私美人さんだったんだろうなって。』

「えっ……Aちゃんは十分可愛いよ?!ね?!美月ちゃん!」

「そうだぞ〜私の自慢の妹なんだからな〜。」


そう言いながら両サイドから抱きついてくる巨人たちを引き剥がしていると、母が料理を持ってキッチンから出てきた。

そんな母に気がついたのか、二人は私から離れてテーブルに座った。

「「いただきまーす。」」

2→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (181 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
447人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まお - めちゃめちゃ面白いです..!更新お待ちしております!! (2022年6月11日 18時) (レス) @page17 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 読みやすくて面白いです(о´∀`о)更新楽しみに待ってます☺️ (2022年6月8日 14時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:萌チャン x他1人 | 作成日時:2022年6月6日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。