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流石に引きずられるのは嫌だったため、渋々体育館を出ると、丁度烏野の面々がバスに乗り込んでいく最中だった。
繋心兄と武田先生？は、見当たらないが、それ以外は全員いるようだ。
何をすればいいかわからないため、とりあえず突っ立っていると、背中に衝撃を感じた。
『ッ…………、?!』
そのままコケると思い、目をつむったものの、痛みは一向に来ず、誰かに支えられるような感覚があった。
「大丈夫ですか?!」
『ぇ……あｯ、に……し…のや……くん………』
「こら翔陽！あぶねーだろ！」
私より少し小さいはずの彼は、軽々と私を支えていて、彼もちゃんと男の子なんだな。と感じさせた………
って、近い！
恥ずかしくなって、スルッと彼の腕から離れると、さっきぶつかったのであろう男の子があわあわした様子でこちらに頭を下げていた。
「わぁぁぁー！すみません！すみません！」
『ふふっ、私なら大丈夫だよ。』
「怪我、ないですか？」
『うん、助けてくれてありがとう。』
「あ、はい！………あの！」
『ん、？』
お礼を言って笑顔を作ると、西谷くんは少し下を向いたあと、こちらを見てニカッと笑顔のまま「好きです！」と言ってくれた。
もちろん、好きだと言われるのは嬉しいし、彼氏が欲しくないとか、そういうのじゃないけれど……
『……お友だちからじゃ…嫌ですか？』
私は西谷くんにそう言った。断られるだろうな〜、なんて思っていたが、西谷くんはまた笑顔で
「はい！お友だちからで！」
そう言った。
それから、お互いの連絡先を交換した後、彼はバスに乗り込んだ。
窓からこちらを見ていた彼に手を振ってみたら、
西谷くんはすごい勢いで反対側を向いて、彼の隣りに座っていた坊主くんがものすごい顔をしてこちらを見ていた。
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まお - めちゃめちゃ面白いです..！更新お待ちしております！！ (2022年6月11日 18時) (
レス) @page17 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 読みやすくて面白いです(о´∀`о)更新楽しみに待ってます☺️ (2022年6月8日 14時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌ﾁｬﾝ x他1人 | 作成日時：2022年6月6日 2時
