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まぁ、色々事件はあったものの時間は着々と過ぎていった。
今はうちと音駒の試合の最中だ。
こっちのサーブ…、というより私のサーブから。
「A〜、サーブで25点取っちゃって〜」
『いずちゃん無茶言わないで?!』
「あっははは！！Aならホンマにやってまいそうやなぁ〜」
音駒とちゃんとしたゲームをしたことはないけど、
お遊びで黒尾、夜久、海とやったときにものすごーく面倒くさかった。
だからなるべくサーブで点数差を広げたいのだ。
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"ドッ"と音を立てて夜久がレシーブミスしたボールが床に落ちる。
幾ら音駒のリベロと言えども、流石に"左"で打ったボールは取りにくいらしい。
『ッ…しゃ！』
「よいしょ〜！！サーブ1本〜!!」
「居酒屋じゃないんだから」
「……生一丁〜！」
『いずちゃんが乗ったらツッコミ不在だよ?!』
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結局、私がサーブで取った点は8点。音駒から8点も取れたのはなかなか良い方…だと思う事にする。
全体結果で言うと、私達は23︰25で負けた。
あのハーフくん、身長あるからブロックの上を平気で打ってくるんだな。
「いやぁ〜惜しかったなぁ……」
『……、』
「眉間にシワ寄ってるぞー」
「シワ取れなくなるよ。」
『ん。』
すると次の瞬間、首元になにか冷たいものが当たった。
『びゃッ………、?!』
と変な声が出たが、そんなことは無視して後ろを振り向くと、繋心兄がクツクツと笑っている
『ちょっと繋心兄！！』
「はっ、大丈夫かー？眉間のシワ、爺さんよりあったぞ」
『いや、それは最早ただの悪口だろ。』
「爺さんに失礼だな」
『うるせー』と言ってそっぽを向くと、繋心兄は軽く頭を撫でながら「強くなったな」と言ってくれた。
私がちっちゃい頃は下手くそとかボロクソに言われてたなーなんてのを思い返すと、ちょっと嬉しい。
自然と眉間のシワはなくなり、笑顔が溢れていた。
『てか、コーチやってたんね。』
「あー……色々あってな。」
『ほぅ？』
「まぁ、そんなことはどーでもいいんだよ。」
いや、良くないだろ。
と言うツッコミは心の中に閉じ込めて、繋心兄がくれた水を一気に流し込む。
「次は烏野対お前らだぞ」
『烏野には負けんからな！』
「気ぃ抜いてるとアイツラにも負けんぞー」
『はいはい、んじゃあ行ってきまーす。あ、お水ありがとね。』
「おー」
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まお - めちゃめちゃ面白いです..！更新お待ちしております！！ (2022年6月11日 18時) (
レス) @page17 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 読みやすくて面白いです(о´∀`о)更新楽しみに待ってます☺️ (2022年6月8日 14時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌ﾁｬﾝ x他1人 | 作成日時：2022年6月6日 2時
