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空色の兄貴分と百二十六粒 ページ39

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ころんくんside









「だから、悔しいんでしょ?」僕がそういうと彼はぐっと言葉に詰まっていた。







僕は最後までまくし立てる。









「じゃあなんで悔しいのかわかる?」









ここで「好きだから」とでも言えたら100点満点。





やっとここで自分の気持ちに気付けたら赤点回避ってところだ。









僕がじっと彼の答えを待っていると、彼は少しずつそれがなんなのかを掴み始めたようだった。







「いや、あの、きっところちゃんが言わせたいことは世間一般で言うところの恋というものだと思うんですけど…僕のはちょっと違って…」









ごにょごにょと言葉を濁らせる。









「あーあー、残念だなー。
あの子るぅとくんのことかっこいいって言ってたからもしかしたらって思ったのに。
ざーーんねん」







だから僕はまたこんなことを言って煽ってみる。
まぁこれはただの嘘だけど。



しかしそんな言葉にも彼はしっかり反応した。









「本当ですか??」







「うっそー」








「は?」








「え?」









しかしここまで食いついておいてもう言い逃れは出来ないだろう。







「…好き、なのかもしれませんけど」






「けど?」







「やっぱりリスナーさんっていうのは…」









まぁ、あれほど突っ張っていたのだ。
今更引き返せないのだろう。








「でもさ、あの子、頑張るって言ってたよ?
好きな子の気持ちを曲げたい?」









僕は少しこういうことに向いているのかもしれない。
少し煽ってみたりすると自然と相手はムキになってくれる。
特にるぅとくんとか。







「いや、それは違いますけど、でも」







ほら。









「大丈夫だって、僕と一緒になーくんと話そ?
僕らのリーダーでしょ。
最高に信頼できるじゃん?」









僕が最後にそう言うと彼はゆっくりと頷いた。









「はーい、じゃあ帰るよ。
夜は虫が出るから蚊に刺される前にるぅとくんも帰りなよー」








彼にヒラヒラと手を振りながら僕はその場を去った。








最後に彼が「ありがとうございます」と言った気がした。









ふぅ、手のかかる僕ちゃんだなぁ。








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しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - 瑠李さん» うー、がんぱります…! (4月19日 13時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

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