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五十六粒 ページ16

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「早くないですか?」





ちょ、ちょっとびっくりした。







「ん?わんちゃん抱えたまんまだったからやっぱり返してから俺一人で行こうかなって思って」








なんでもないかのように続けるもりさん。




あ、そうか、そうですよね、と「ははは…」としか笑えない私。







でももりさんは質問の手を緩めてはくれなかった。







「で、何それ?」






いたって落ち着いた一定のトーンで。
彼は聞いてきた。
なのにの怖いんだろう…







「…秘密ですよ」





だからこれが精一杯。
ちょっと後ろめたさがある話なのは私も分かってるし正直言いたくない。
もりさんに痴女みたいな?話したくない()







そんな私を見かねてかもりさんは桜田さんに今度は振ってきた。







「まぁまぁ、さとみくんも一緒にご飯食べよ」って。






「Aちゃんいい?今日」






そんな彼に私は。





「あ、はい」







としか答えられなかった。









「じゃあその時にいっぱいお話聞かせてね〜」









あ、はい。







.









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






「うんま!
Aこれどうやってだし取った?」







「えー、それはですねー」







「ねー、それよりあの一夜って?」







さて、皆さんとご飯を囲んでいます。
外食でもいいかという話になったけど拾ったわんこもいるしやっぱり私の家でということになった。






「なるほどなー、わかるわかる」






しかしさっきからずっとこんな感じだ。






「あの、桜田さん私何も言ってませんよ?」







そう、こんな感じ。
きっと桜田さんももりさんに聞かれちゃマズいとでも思ったのだろう。








さっきとは形勢逆転した状況に、「もう無視しないでよ〜」と頬を膨らませる彼。







…く、天使…ごめんなさい…






.

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しゅうく(プロフ) - ゆにぃさん» ありがとうございます(´;ω;`)やっと幸せにまとまりました…! (2020年3月17日 23時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにぃ - え、泣きました() (2020年3月17日 20時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ハルカさん» わー!ごめんなさい…こんなシリアスシーンに…ご指摘ありがとうございます! (2020年3月14日 20時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - すみません私も誤字してしまいました (2020年3月14日 20時) (レス) id: 796bfd041b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 誤字です痛いところを疲れた思った となってます さっきなんて、なんで となってます (2020年3月14日 20時) (レス) id: 796bfd041b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年2月19日 23時

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