桜色の王子様?と五十一粒 ページ11
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桜田さんside
近くの駐車場に停めてあった車に乗り込んだ。
はぉ、まーためんどくさいことに自分から突っ込んでくなぁ。
歩くったって風邪ひくし夜中なのに危ないに決まってる。
ジムが終わって外に出てみればあいつが屈んで険しい顔をしていた。
何かと思えば犬を見つけてしまったと。
拾った後も大変だろうに、ほんとによく拾ったなぁ。
車をあいつの前に止めた。
「車運転出来たんですか?」
なんて驚いた顔をしてるあいつを見てちょっと満足。
いつもからかっているからか俺の事をなかなか認めたがらないこいつがだ。
「まぁな、ほら乗れ」
俺の言葉にありがとうございます。と素直に助手席に乗り込んだ。
ほらー、大丈夫よ、もう怖くないからね。
だとか良いながら捨て犬を宥めている。
「…」
横目で見るそいつの顔はやたら大人っぽく感じた。
純粋に綺麗だと思う。
綺麗だったから最初こそはかっこつけていたわけだし。
まぁ今となってはこんな感じだが。
…や、これは母親っぽいと言った方が正しいだろうか。
子犬をあやしているのがお母さんぽくってドキッとした。
だなんて悔しいから絶対言わないけど。
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「もうこの辺りで大丈夫ですよ」
近くなので、と笑ってみせるA。
やっぱり綺麗だった。
「おう」
Aが降りてぺこりと頭を下げてきた。
まぁ、こいつも俺がからかわなければ普通にいい子なんだなぁなんて思いながら手を振った。
そしてふと視線を外に向ける。
ん?
そこには見知った顔がいた。
我らがリーダーもりさんである。
相手もこちらに気づいたようで。
「さとみくんじゃん」
と声をかけてきた。
予想外の言葉に俺の眉間にシワが寄る。
え、なんでその名前で…?
と俺が思うより先にそいつが声を上げた。
「さとみくん!?」
これは、やばいのでは…?
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しゅうく(プロフ) - ゆにぃさん» ありがとうございます(´;ω;`)やっと幸せにまとまりました…! (2020年3月17日 23時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにぃ - え、泣きました() (2020年3月17日 20時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ハルカさん» わー!ごめんなさい…こんなシリアスシーンに…ご指摘ありがとうございます! (2020年3月14日 20時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - すみません私も誤字してしまいました (2020年3月14日 20時) (レス) id: 796bfd041b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 誤字です痛いところを疲れた思った となってます さっきなんて、なんで となってます (2020年3月14日 20時) (レス) id: 796bfd041b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年2月19日 23時