私、拾ったからには面倒見ます【すとぷり】

四十九粒 ページ9

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やだどうしましょう。

出会っちゃった。





目が合ってしまった。






きゅるんとしたお目目がこちらを捉えて離さない。






ジムの前で見つけてしまったのよ。





この、この、可愛い…






わんこに！！！！！！！






どうしよう。





ご丁寧にダンボールに拾ってください、だなんて書いてる。

漫画か！とも思うほどに、捨てられましたが主張されているために捨て犬だということを認めざるを得ない。







そんな子を放置は出来ないけど、連れて帰るのも…
だって私動物飼ったことないし。







「おーう、A、どうした？」





ちょうどいいタイミングだ。
向こうから桜田さんが歩いてきた。






かくかくしかじかまるめるうしうし。




「…なんですよ」





説明をざっくりとして彼の反応を待った。







しかし。







「俺犬飼い始めたばっかだし困るな」






とのこと。





だよなぁ…あの可愛いダックス？ちゃんよね…
ごめんあんまり犬種には詳しくないけど。






でもこのままだと保健所行きだ…






保健所ってあれでしょう？
引き取り手というか里親の条件が厳しくてなかなか引き取り手がいないってとこ。
結局ペットショップにしたって友達も言ってた。






そしたらしばらく寂しいのかな…





しばらく考えたがやっぱりこれしか出てこなかった。





うん、大丈夫。



だって私ならいけるっしょ。
うん。







私は人間だって拾えたんだから()






「…私が飼います！」






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