【wrwrd】君のギャップに恋をする【syp】

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syp*side

家に帰って、疲れたのと酔いですぐ寝てしまった。
だが、夢を見てまさかの5時45分に起きてしまった。
その内容は、実況者Aさんからフォロバが来る夢。
あまりの嬉しさに飛び起きた。目も完全に覚めた。
急いでTwitterを確認したがフォロバされてなかったのだ。辛い。
でも、俺がリプを送り付け続けることで仲良くなりフォロバ貰えるかもしれない。頑張ろう。

二度寝するにも出来ないので、仕方なく支度を始める。
飯を食って昨日入れなかったから湯船にゆっくり浸かった。
それでも6時半。
ふと、自分のいつもノーセットの髪を見る。

syp「…。セットするか。」

いつもは絶対思わない。なんなら寝る。
だが、人頭をよぎったのはAさんだった。
少しでもかっこよくしていつ会ってもいいようにしよう。

syp「…くそ。」

慣れないセットにはかなり時間をくった。
気づけば7時2分前。
今家を出ればエレベーターの時間もふくめ、7時にはマンションでれるな。

心做しかいつもと違う髪型に心が弾む。
なんならこの調子でバイクではなく電車で行こう。

syp「Aさんに会えたらいいな。」

例えばエレベーターでとか。

*

7時。
エレベーターから降りる。
Aさんと会えるなんてそんな事は無かった。
無性に恥ずかしい。会えるわけないのに期待して、何やってんだ。

俯いたままエントランスを出る。

「いってきまーす。」

マンションの隣の家から声が聞こえた。

ふと目を移すと制服姿のAさん。
色素の薄い長い髪を巻いている。かわいい。

ああ。神様は本当にいるんや。


*

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