春 ､ 君に恋した

春､涙､気持ち 。14 ページ14

◇ . 14









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「 分かった。お大事にね 」






通話をし終えると、もう用はなくなった携帯の電源を落とした。



Aちゃんは夏風邪を引いてしまったらしい。

お見舞いに行こうか? と尋ねると丁重に断られた。






ベッドに身を投げる。




「 まじかよ.. 」





天井を仰ぐ。

明日から待ちに待った夏休みだというのに、
気は落ち込むばかりだ。



Aちゃんは夏休みが終わるまで、携帯が使えないらしい。






なんてことだ。

連絡が取れないなんて。




まだ夏休みの予定も立てていないのに。

このままじゃ本当に笹原さんと夏祭りに行かなきゃいけなくなる。




...俺は、Aちゃんと行きたいのに。






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「 ... 明日 ､ だな 」





勝負は明日。


彼女の家に行くことにした。






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