合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ36)

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『そんじゃ次行ってみよォ!次次ィ!
第七試合はァ!オイお前らモニターのポーズ被ってんぞ!』

『漢気一筋ど根性硬ゥ化!!!ヒーロー科切島鋭児郎!』
『ヴァーサス!』
『個性ナシで50m走3秒ってマ?ど根性筋肉!
呪術専攻科!虎杖悠仁!!』

『暑苦しい第七試合!スタァァァット!!!』

「悠仁の試合だ！ギリ間に合った～！」

恵と話しながら観客席に戻ると、私の試合が終わってからとっくに何試合か過ぎていたみたいだった。悠仁の試合は絶対観たいと思っていたから間に合ってホッと息を吐く

野薔薇の隣に座ると「お疲れ様。」とジュースを渡される

「にしても派手にやってたわね。無個性とか絶対信じて貰えないでしょあんなの！」

「修行シテマス。」

「割と時間かけてたな、Aだったら一瞬だったろ」

「真希は手加減って知らねぇから」

「黙れパンダ」

「しゃけしゃけ」

後ろの列に座る真希先輩が試合の感想をくれるけどパンダ先輩が真希先輩の反感を買って絞められてる。名無。
隣で棘先輩が止めることもなく爆笑して、恵は「そんなこと言うからですよ」と呆れている
ベンチの下に置いておいたタオルを取ろうと屈んで、また身体を起こすと背中に冷たい物が触れた

「ぅえっ！づめたっっ！……棘先輩！！！！」

咄嗟に後ろを向くと棘先輩が氷を持ってピースしている
イタズラが成功した、とパンダ先輩とハイタッチして、これには真希先輩も加担していたのか隣で笑っている

「後輩虐めるのやめてもらっていいですか！？！！」

「まぁまぁ怒んなって」

パンダ先輩がお詫びにカルパスをくれて、席に座り直す
隣の野薔薇が鼻で笑っていたけど、氷を取ってくれたのでまぁ良しとしよう

視線をステージの方へ移して悠仁を見つける
両者一歩も引かず殴り合いが起きていた

「暑苦しいわね……」

「拳だ……」

「対人だし素の力でやり合うしか無いんだろ。」

結局第七試合は時間いっぱい殴りあっていて、両者倒れて引き分けかと思われたけど最終的に立ち上がった悠仁が次の試合に進むことになった

〝拳で語る〟って言葉通り2人は意気投合していて、握手なんかしたりと謎に友情が生まれたみたいだった

「最後まで暑苦しいわね」

「アツアツ……」

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