合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ29)

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手を振ってアピールしていると恵が降りてくる
ジャンプで。(良い子はマネしないでね)

「恵ー！よく気づいたね！」

「まぁ」

「じゃあ行こ！ゴールゴール！」

借りた物が人だからすんなりゴール
流石に1着では無かったけど、レクリエーションなので特に順位は気にしていない

「お題なんだったんだ？」

「あぁ！〝幼馴染〟」

「………そんなことだろうと思った」

「ん？」

「イヤナニモ」

「修羅木ッッッ！！！」

「え！？なに！？……あぁ物間か」

「何だいその反応は！！！」

急に名前を叫ばれて驚くも、声の主が物間だと知ってスンと心が静かになった。隣には拳藤さん
あれ………お2人いい感じ…？

「ちょっと！修羅木さん変な勘違いしないでね？
私はただこのお題に沿って連れて来ただけだから」

そう言って見せられたお題のカード
そこに書かれていたのは〝ひねくれ者〟の文字

「的確！！！物間以外に居ないね」

「聞き捨てならないね！？！？」

「ていうか何、急に名前呼んで」

「お題だよお題！〝幼馴染〟なんて言ったらこのボクだろう！？！？」

「恵も幼馴染だし…」

「ふ───ん。
………でも僕の方が関係は濃いと思わないかい？」

恵の眉がピクリ、と動いた。物間と恵は見つめあって、お互い火花がバチバチ飛んでいる………ように見える気がする

「3歳頃から一緒なんだよね、3歳頃から！
毎日会っていたし(一方的)毎日遊んでいたし(一方的)毎日家に遊びに行っていたしね！(一方的)」

「いやそれ全部物間からだけどね」

「僕のほうが仲がいい幼馴染だと思わない！？」

物間の言葉に恵が何か考えている
いや別に構わなくてもいいんだけどね………
思いついたのか、恵が口をひらいた

「俺、今一緒に住んでる」

「───！？！？！？！？」

いやまぁ住んでるけど…………寮だし、ねぇ？
でも寮生活とは知らない物間のダメージがデカいみたいで口を金魚みたいにパクパクさせている

「………物間、負けだよ」

拳藤さんが物間の肩にポン、と手を置いて慰める
「ごめんね絡んで、物間は責任持って連れてくよ」と言って物間を抱えて連れて行った。……拳藤さん、手が大きくなる個性なんだ、びっくりした

「最終種目もあるしレクリエーションはもう止めて休んどいた方が良いかもな」

「そうだね、あれ？悠仁は………」

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