合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ12)

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「次からいよいよ本戦よ！
────さぁて第二種目……コレよ！！！」

予選通過者だけ列に並び、その他の生徒は観客席へ移動
野薔薇に別れを告げて列へと並ぶと、さっそく第二種目が発表された

第二種目は“ 騎馬戦 ”
ポイント制のチーム競技らしい。2人〜4人かぁ、野薔薇が居たら丁度だったのに…

チームは3人で決まりかな、とか考えていると発表されていく各自のポイント。自分と2人のポイントを確認し、足し合わせていると1位のポイントが発表された

「1000万！！！」

「(………………そ、そんなのアリ！？)」

♢

「これより15分、チーム決めの交渉スタートよ！」

カウントダウンが始まって、ガヤガヤとしだす周り。焦りが感じられるけど、元より少数参加の私達(呪術専攻科)はもうすでに決まってある。
恵と、悠仁と、私。3人でもいいんだけど、バランス的にもう1人欲しいところでもある………

うーん、と考えながら恵と悠仁の元へ行こうとすると誰かに肩を叩かれた

「しゅ、修羅木さん！…一緒に組まない…？」

「あっ、出久！………いや1000万はちょっと………」

その人物は今まさにこの場にいる誰からも狙われている人だった。申し出を断るとまるで捨てられた子犬の様にしゅんとする
いやそんな目で見ないで……うるうるさせないで………

「おーい！Aー！どったのー？
早くこっち来て作戦決めよーぜー！」

少し離れた所から悠仁が手を振って「こっちだ」と私の名前を呼んでいる
あれ？恵と話しているの誰だ…？初めて見る人だ

「ごめん出久、私もうチーム決まってるんだ」

「そっかぁそうだよね！呼び止めてごめんね！」

「うん……………出久、」

「うん？」

「─────私絶対負けないからね！！！」

「…ぼ、僕だって！」

「うーん、まずはチーム決めないとだよ。頑張ってね」

ケラケラと笑うとハッとしてオロオロしだす出久
「急がないと…っ」と慌てて向きを変える

「………見てて飽きないなぁ」

「……A！なぁってば！！！！」

「えっあっ悠仁！ごめんね遅くなった…………」

「いや俺は別に良いけど伏黒が…って！何すんだ伏黒！」

「余計な事言うな」

「あ──、俺、喋っていいかな…？」

少し気まずそうに話しかけてくる紫髪の人
さっき恵と話してた人だ

「初めまして、心操人使です。
チーム組むことになったから、よろしく」

「エッ、あ、よ、よろしく？」

そこで視界が暗転した.

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