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ピピピ、とスマホのアラームの音が静かな部屋に響いた
布団の中から腕だけを伸ばして睡眠を妨げる音を止めようと目を瞑ったまま手探りでスマホを探す
「…………げ」
スマホを見つけて、音を止めて
重たい瞼を無理やりこじ開けると視界に入った時刻は試験開始ギリギリの時間
絶対昨日遅くまではしゃいでいたせいだ
いつも特訓で着ているジャージに着替え、慌てて学校の試験会場へと向かった
♢
「HeyHeyリスナー！遅刻は関心しねぇな！！」
「あ〜っ、と、」
学校に着くと声をかけられた。確か先生として勤務してるプロヒーローの“プレゼントマイク”
咎められると思ったが案外何も言われず、自分の名前を伝えると会場の番号を教えられた
途中参加なのに簡単に通してくれる
「残り時間は7分！途中参加は許してやるが遅れた分は延長されないからな！」
じゃあ、頑張れよ！なんて言われて試験会場へ入った
残り7分か。3分間の遅れはちょっとキツいかな…
ふぅ、と息をついて気を引き締め、会場を駆けた
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会場は都会の様に建物が
あちらこちらでロボットが暴れており、煙が上がる
「っと、8体目、」
会場入りして体感約2分。走って、倒して、走って
幸いにもロボットがあまり倒されていない範囲を見つけた
恐らく、中央らへんかな
走りっぱなしだったからか息が少し荒い
自分の呼吸音が聞こえるから、ふぅー、と息を整える
整ったらまた攻撃
術式を拳に込めて、一体、また一体と倒していく
「これで………あれ、何体だっけ？」
倒している内に数えるのを忘れていた
周りにはロボットの残骸。ほとんどがぺちゃんこだし数が沢山だから、今から数えるのは骨が折れる
まぁいいや、と諦めてまたロボットを探そうとする
ドゴッ ギギギ…
明らかに桁違い。建物にも負けない大きさのロボットが、街をブッ倒しながら近づいて来た
「こーゆうの倒してこそだよね！」
倒したロボットにもちらほらと大きいものもあったが、なんせ採点方式を知らないから今自分の順位がどの位か把握出来ていない
でも、全部倒せば問題ない。そう思い、口は弧を描いた
「術式__“定律転換”！！！」
全身の呪力を感じる。身体の中を巡り巡っている
五条先生の思うツボなのは嫌だけど、出来なくてからかわれるのはもっと嫌だ
今日イチの呪力を拳に込めた
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しいたけ(プロフ) - ???*??さん» わぁぁぁ！コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！！頑張ります〜！ (2022年2月16日 15時) (
レス) id: 385ec88fd9 (このIDを非表示/違反報告)
???*??(プロフ) - とっても面白い作品ですね!!⸜(* ꒳ * )⸝ 応援してます!頑張ってください! (2022年2月11日 1時) (レス) @page23 id: ef39514e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2022年1月23日 0時
