第十一話 ページ13
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「えっ…と。はは…そうなんだ」
沈黙が辛かったのか上鳴くんはわざとらしく笑った
それも嘲笑されている様で気分が悪かった
「………ヒーローじゃないから。ヒーロー免許を持っていないから。そんな理由でガッカリするんですね。
私の方がガッカリです。それ、人を見下しているのと同じ事なんですよ」
言わないと成長しない。といっても半分八つ当たりだ
私の言葉が刺さったのか皆顔を逸らす
「確かに私は弱いです、力もありません。
ですが私が教えるのは知識です。ヒーローの仕事というのは大体敵を倒している事ばかり見ますが、それだけではありません。では上鳴くん、救助中、重症の方が居たらあなたはどうしますか？」
「えっ…救護テントに運ぶ？」
「間違ってはいません。ですが最悪の場合も考えてください。もし肋骨など折れた骨が内蔵等に刺さっていたら？
動かしただけで最悪死に至ります。
そういう時、必要なのは知識です。怪我の状況を把握し、最善の行動をとる。私はその為の知識を教えに来ました」
上から目線？偉そう？
分かってる、ただの八つ当たりだって
でも言い返さない訳にはいかなかった
いくら戦いに強くても、無知ではこの世は生きられない
「長々と失礼しました。話を聞いた上でまだ見下すのなら、私は必要無いみたいなので帰ります。」
「「「…すっ！みませんでしたあ！！」」」
A組の子は皆いい子だった
直ぐに悪いと認め、頭を下げた
嫌いじゃない。まあ別に好きでもないが
好かれようが嫌われようがどうでもいい
私は別に会長に言われたから来ただけだ
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しいたけ(プロフ) - ふふさん» ｽｯ…(カッコよくハンカチを渡す) (2023年4月16日 20時) (
レス) id: 385ec88fd9 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - みおさん» 嬉しすぎて困ります😣🤍読んで頂きありがとうございます~！！！ (2023年4月16日 20時) (レス) id: 385ec88fd9 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - なんだろう、目頭が熱く… (2023年4月15日 8時) (レス) @page37 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あああああああああああ好きすぎて困ります🤦♀️🤦♀️🤦♀️素敵な作品ありがとうございます！！ (2023年3月19日 0時) (レス) @page42 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
はむぅ - 返信ありがとうございます！初コメ私ができてめちゃ嬉しいです！笑 (2021年5月16日 13時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2021年4月6日 0時
