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紫「あれぇっ、みんなこんなとこおったん？
風呂上がったらだぁれもおらんから、神隠しかと思ってめっちゃビビったんやけど！！」
濡れたままの金髪を荒っぽくオールバックにしている紫耀くんは、男っぽさ千点満点の1億倍だ。
あまりのビジュアルの良さに思わず「うぅっ…」と呻きそうになったものの、我ながら不審だと思ったのでなんとか気合で止めた。
3人が、私を囲む形で砂浜に丸く座り込む。
…これはきっと、どんな高級ホストクラブよりも贅沢な絵面だな。
果たして彼らは、人並みに平穏な大学生活を送れているのだろうか。
こりゃもしかして、漫画でしか見たことない「ファンクラブ」とかが発足しちゃうヤツか？
なーんて勝手に1人で余計な心配に頭を悩ませていたら、紫耀くんが黒目がちなまん丸お目目で私を見つめながら、
「なぁなぁ。
そーいやAさんはさぁ、なんで失恋したん？」
と、いきなり最もセンシティブな話題をぶっ込んで来た。
『ぐぇほっ！！！！』
海「ぅわっ…！！大丈夫！？」
廉「お前……いくらなんでも、酒も入ってへんのに直球過ぎやろ…」
慌てて私の背をさする海ちゃんと、胡座をかいたまま呆れ顔を見せる廉くん。
『て、てゆーか、なんで私が失恋して会社辞めたこと知ってるの！？！？』
紫「はぁっ？覚えとらんのぉ？
初日の�爐茲蹐靴�パーティ″で酒入れたら、30分もしないうちに自分からオイオイ泣いて語り始めたんやんか！！」
『えぇっ……』
海「けど�狡垢�付き合ってた同期と別れた″とだけ言って、すぐ寝落ちちゃったんだよね。」
廉「あー…そやそや。
そんで初日から3人でAさん抱えて階段上ってベッドまで運んで…。
ホンマこの先どうなんねん…って気が遠くなったの覚えとるわぁー。」
…恥っっっずかしい…
全然覚えてなかった…。
できれば忘れたままでいたかった、つい2ヶ月前の記憶。
けれど迷惑をかけた彼らへのお詫びの気持ちから
いや、もしかしたら単に誰かに吐き出したかったのかもしれないけれど
私は、白く熱を持つ砂を手で掬い上げながら
悲しみに満ちた記憶をサラサラと指の間から零すように、ゆっくりと口にした。
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きのこ(プロフ) - ともさん» 今回のれんれん、めためた書きやすかったwww国宝なのにごめんね…次はちゃんと書くから…（いつもちゃんと書け）ただただ私得なオチでした！幸せ！（葉担） (2021年3月8日 22時) (
レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆりさん» すみませぇーんwww隙間時間に好き放題書いた、自分用の「ガチまかない」だったので（笑）こんなラストにも関わらず大してクレーム来ないあたり、さすがショウサクライですわ！！ (2021年3月8日 22時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆらりさん» タイトルに入れてますからね！！正々堂々と！！【SHO】ってね！！ショウサクライと幼馴染なんて、夢のまた夢だわぁ〜。ディアスノ懐かしいww暗いからしばらく読んでませんでしたが、私も久々に覗いて見ます、ありがとうww (2021年3月8日 21時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» 色々笑ってもらえてよかったですwwwれんれん、国宝なのにこんな扱いでごめんねぇー！！次回はちゃんとがんばります（笑） (2021年3月8日 20時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - わたぐもさん» お粗末様でしたwwこの騙し討ちみたいなオチへのクレームの少なさに、改めてショウサクライの偉大さを噛み締めております！ (2021年3月8日 18時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2021年3月6日 0時
