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どこかあっけらかんとした声の主は、そもそものこの話の提案者。
均整の取れた足を軽く組み、右手には缶ビール、左手には貝柱の燻製を持っている。
翔「契約期間終わったらさ、次は俺の奥さんになればいいよ。ちょうど来年からの助教のポストの内示出たし。」
「「「はぁっ！？！？！？」」」
素っ頓狂な声を上げる3人とは対照的に、私は驚き過ぎて、あの時と同じように何も言葉が出て来なかった。
翔「子どもの頃からの付き合いで気心知れてるし、可愛くて優しくて料理上手だし。
俺が仕事忙しくしてる間にうっかり同じ職場の馬の骨と付き合いだしちゃったみたいだったけど、ソレ別れたんでしょ？
それならもう、俺でよくない？」
『えっ、ホ、ホント！？
ホントに翔くんのお嫁さんにしてくれるの！？！？』
翔「もちろん！
今住んでる六本木のマンションも部屋余ってるから、なんならすぐ来たっていいよ？」
『行く行く、すぐ行く！！
そんで翔くんのところで働く！
いや、むしろ翔くんと結婚できるならもうなんでもいい！！！』
海「え、待って待って…
えっ？俺らは…？？コレ、大学で再会してまたそれぞれと仲を深めて、最後に誰か1人選ばれる流れのヤツじゃないの…？？」
『ええっ？
だって、君たちまだ子どもじゃん。』
廉「え″ーーーーーーーーー！？！？！？」
紫「嘘やん！！！
Aさん、事あるごとに散々俺らの顔見て�爛Ε叩蹐辰討覆辰討燭笋鵝�！！」
『だって可愛いんだもん…』
海「え、マジでそれだけ！？！？
弟感覚！？！？3人まとめて！？！？」
翔くんはなぜか異様に騒ぎ立てる彼らに苦笑いしたあと、「…んじゃ、そろそろ行こっか！この先のことも決まったことだし。もう割といい時間だし。」と言いながら、静かにテーブルの上を片付け始めた。
翔「3人は駅まで歩ける？
俺、Aのことタクシーで送って行くから。ま、行き先俺んちだけど。」
「「「……………………。」」」
『みんな長い間ありがとね！！
もしホントに大学で働き始めたら、その時はまたよろしくね！！』
笑顔で手を振る私たちのことを
寄せては返す波を背にした3人の王子様たちが
夏の夜の海風のようにベタついた視線で、
それはそれは忌々しそうに、見送ってくれた。
【END】
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きのこ(プロフ) - ともさん» 今回のれんれん、めためた書きやすかったwww国宝なのにごめんね…次はちゃんと書くから…（いつもちゃんと書け）ただただ私得なオチでした！幸せ！（葉担） (2021年3月8日 22時) (
レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆりさん» すみませぇーんwww隙間時間に好き放題書いた、自分用の「ガチまかない」だったので（笑）こんなラストにも関わらず大してクレーム来ないあたり、さすがショウサクライですわ！！ (2021年3月8日 22時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆらりさん» タイトルに入れてますからね！！正々堂々と！！【SHO】ってね！！ショウサクライと幼馴染なんて、夢のまた夢だわぁ〜。ディアスノ懐かしいww暗いからしばらく読んでませんでしたが、私も久々に覗いて見ます、ありがとうww (2021年3月8日 21時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» 色々笑ってもらえてよかったですwwwれんれん、国宝なのにこんな扱いでごめんねぇー！！次回はちゃんとがんばります（笑） (2021年3月8日 20時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - わたぐもさん» お粗末様でしたwwこの騙し討ちみたいなオチへのクレームの少なさに、改めてショウサクライの偉大さを噛み締めております！ (2021年3月8日 18時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2021年3月6日 0時
