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手紙やプレゼントなんかを受け取りつつ出待ちの女の子たちをかき分けて、夜の繁華街へと繰り出す。
いつもはこのままご飯行って打ち上げ兼反省会するんやけど、なぜか今日はジンが唐突に、街中の花屋へ入って行った。
紫「え？」
驚いて後を追う。
この近くに山ほどある�猝襪里�店″の女の子に渡す花束なんかをメインに取り扱う、朝方までやっとるような店。
いつも通りかかるけど、中に入るのは初めてやった。
ジンは小ぶりな花束を買い、大切そうに抱えながら店を出た。
紫「………どしたん、そんなん。
もらうならともかく、誰かにあげんの？」
神「そ！
今日、彼女の誕生日なんだ。」
紫「あ、そーなんや。…もう何年？」
神「丸2年かな。」
紫「うわ長ッ……
しかもモテんのにマメやなぁ…さすが国彼様やわー」
神「うるせぇわ！
その呼び方、ちょっとバカにしてんだろ！
お前こそテキトーに気分でつまみ食いばっかしてないで、そろそろ本命作れよな！」
ジンは白い歯の笑顔を見せながら
「悪い、今日は俺は反省会パス！後で出た話とお客さんのアンケートの結果、LINEしといて！」
と言い残し、混み合う地下鉄の駅へと消えて行った。
紫「…本命…」
その言葉を聞いて思い浮かべたのが
なぜ、学校でいつもそっとジンの隣におる、髪の長い真面目そうな女の子の姿やったのかなんて
俺には、全然わからんけど。
明るい日差しに透ける白い制服と、キラキラ光る天然の茶髪。
ジンとお似合いの、優しそうで上品な子。
金髪ピアスで成績はドン底で、学校でも女癖悪いって評判の俺とは
いくら彼氏の友達や言うても
話す機会なんて、多分この先もずっと無いやろうけど。
あのサラサラの髪に、1度でええから触ってみたいな…なんて思う俺は、やっぱり「女癖の悪い不届き者」なんやろか。
まぁええやん、思うぐらい。
どうせ無理やもん。
絶対絶対、無理なんやもん。
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きのこ(プロフ) - pipi_kpさん» え〜マジですか！？すごい！まだ覚えててくださっただけでも嬉しいです🫰ありがとうございます！このぐらいの短編は珍しいですが、また書きたいな〜！ (2023年1月11日 0時) (
レス) id: 4ab1c623f5 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - きのこさんこんばんは。let goが久しぶりに読みたくなってこちらへ来ました。冬になると毎年このジンくんとしょうくんを思い出してます。何度読んでも好きです！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page40 id: c4a2b088a0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» いえいえ、あちらでもゆるっとよろしくお願いしまーすヽ(´▽｀)/ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
キンシコウ - ありがとうございます！！マシュマロ、了解しました、わざわざありがとうございます。 (2020年7月24日 0時) (レス) id: 89ad9cb972 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» どぉぞ〜。鍵垢ですけど、無言での申請で大丈夫でーす！今、ツアーの件でマシュマロ荒れてますけど、気にしないで下さいww (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年7月1日 23時
