3 side...KAITO ページ4
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「この子が紫耀。
あなたたちのお兄ちゃん。ちょっと変わったところもあるけど、運動が得意で優しいよ。
妹弟ができるの、楽しみにしてたんだ。仲良くしてね！」
�猯せ辧蹐箸靴�Aちゃんと共に引き取られた家で紹介されたのは、やたらと整った顔の3つ上の男の子だった。
「楽しみにしていた」と言う割には、ひどく落ち着いてるように見える。
まぁ大人が俺らに対して気を遣って、そう言ってくれたのかもしれない。
大きくてはっきりしている二重の目はとても印象的で、なんだかずっと見ていると引きずり込まれてしまいそうな不安に駆られた。
全てを映しているようにも、何も映していないようにも見える
闇色の瞳。
当時8歳だった俺にとって、紫耀はものすごく大人に見えた。
実際は紫耀だってランドセルを背負った小学生だったわけだけれど、それでも何だか、�狎簑个謀┐錣覆ち蠎蝓蹐箸靴董⇒弔げ兇涼罎忘�り込まれてしまった。
そして実際のところ、彼は学校でも人気者だった。
運動神経抜群で、面白くて男気がある。
喧嘩なんて負け知らずだし、なんだか人目を惹きつけるオーラみたいなのがあった。
細くて気弱で、1人で絵を描くのが好きな俺とは正反対。
けどその絵が上手いって評判になって色んな女の子が覗きに来たから、まぁ結果的には図らずも俺もモテてたんだけど。
俺だって運動神経は良い方だし、手先が器用で楽器やら写真やら色んなことを要領良くこなせるタイプ。
テストなんかは大して勉強しなくても上位だったし、トータルで悲観するようなポイントは特に思いつかない。
それでも、俺は紫耀に勝てる気がしなかった。
藁半紙に赤ペンで書かれた数字とか
ちょろっと覚えたギターのコードとか
隣のクラスの子にこっそり渡された手紙だとか
そういったものをいくら集めて並べてみても、紫耀を前にするとどうしてもただのガラクタのように見えてしまう。
「勝てない。」
それだけが理由で、それだけが真実。
初めて会ったその日から
俺は
紫耀への劣等感の塊だった。
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きのこ(プロフ) - pipi_kpさん» え〜マジですか！？すごい！まだ覚えててくださっただけでも嬉しいです🫰ありがとうございます！このぐらいの短編は珍しいですが、また書きたいな〜！ (2023年1月11日 0時) (
レス) id: 4ab1c623f5 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - きのこさんこんばんは。let goが久しぶりに読みたくなってこちらへ来ました。冬になると毎年このジンくんとしょうくんを思い出してます。何度読んでも好きです！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page40 id: c4a2b088a0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» いえいえ、あちらでもゆるっとよろしくお願いしまーすヽ(´▽｀)/ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
キンシコウ - ありがとうございます！！マシュマロ、了解しました、わざわざありがとうございます。 (2020年7月24日 0時) (レス) id: 89ad9cb972 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» どぉぞ〜。鍵垢ですけど、無言での申請で大丈夫でーす！今、ツアーの件でマシュマロ荒れてますけど、気にしないで下さいww (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年7月1日 23時
