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『ねぇ、紫耀………
海人さぁ、なんか誤解してないかなぁ……』
今日もお風呂上がりに引っ張り込まれた紫耀の部屋で、躊躇いつつも噛みつかれる前に慌てて切り出した話。
海人は最近、帰りが遅い。
塾に行ってるわけでも、バイトをしているわけでも無いのに。
紫耀に聞いたら「彼女できたんちゃう？」と言われて納得したので、それからはあまり気にしないようにしていた。
今日も、こんな時間まで帰って来ていない。
けどそれをいいことに、私はあの日以来ずっと気がかりだったことを紫耀に話してみることにした。
紫「…？？？何を？？？」
ただでさえ薄暗い部屋の中。
そこにある大きなベッドにぴたりと並んで座るのは、回数を重ねてはいても、やはりいつもちょっとだけ緊張した。
カーテンの隙間の月明かりを頼りに、すぐ隣にいる紫耀の表情を伺う。
女の人よりもよっぽど小さな顔の中の大きな目が、キョトン…と見開かれていた。
ぽってりした唇をほんの少し尖らせ、首を傾げながら私の返事を待っている。
『……私が夜に紫耀の部屋に呼び出されてるの、気付いてるみたいだよ………。』
気まずいのを我慢して、やっとのことで伝えたのに
紫耀はなぜかヘラっと笑って、私から視線を逸らした。
紫「ははっ！ま、そらそーやろ！
同じ家の下なんやし。全然気づかん方がおかしーわ。」
屋根ならともかく、家の下じゃ生き埋めだけど…
まぁこの際それはいいや…
『気を付けてたんだけどなぁ…』
紫「それにお前、声うるさいし。」
『だって痛いんだもん…』
紫耀が私のパーカーの袖口をまくり、現れた青紫の痕を節ばった人差し指でなぞる。
紫「…コツあるって言うとるやろ？
怖がって力むと余計痛いから、ダラっと力抜いとけって何回も教えたやんか！！」
『そ、そんなの無理だよー！
怖いもんは怖い！！痛いもんは痛い！！
もうホント意味わかんない！！なんでこんなことすんのか、全然わかんない！！私、痛いのなんて好きじゃないもん！！』
騒ぐ私を見て、紫耀が「別に好きやなんて思っとらんけど。」なんてケロッと口にするので、恨みがましい目で睨みつけた。
『海人に言われたんだよ！！
�狡砲い旅イ�なら俺でもいいでしょ″って！！
なんなの！？みんな趣味偏り過ぎ！！この世の男は変態ばっか！！』
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きのこ(プロフ) - pipi_kpさん» え〜マジですか！？すごい！まだ覚えててくださっただけでも嬉しいです🫰ありがとうございます！このぐらいの短編は珍しいですが、また書きたいな〜！ (2023年1月11日 0時) (
レス) id: 4ab1c623f5 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - きのこさんこんばんは。let goが久しぶりに読みたくなってこちらへ来ました。冬になると毎年このジンくんとしょうくんを思い出してます。何度読んでも好きです！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page40 id: c4a2b088a0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» いえいえ、あちらでもゆるっとよろしくお願いしまーすヽ(´▽｀)/ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
キンシコウ - ありがとうございます！！マシュマロ、了解しました、わざわざありがとうございます。 (2020年7月24日 0時) (レス) id: 89ad9cb972 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» どぉぞ〜。鍵垢ですけど、無言での申請で大丈夫でーす！今、ツアーの件でマシュマロ荒れてますけど、気にしないで下さいww (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年7月1日 23時
