1【STRAWBERRY & LION / SHO or KAITO】 ページ2
side...KAITO
「高橋くん！今、帰り？」
ポケットに手を入れたまま昇降口に向かって歩いていたら、後ろから覚えのない上擦った声が聞こえて来た。
足を止めてゆっくり振り返ると、どこかで見た気がしないでもない女の子の姿。
はて。誰だろ。
「わ、私、今年同じクラスになったんだけど…分かる？」
海「あはは、何それ！分かるに決まってんじゃん！今帰り？部活は？」
「今日は無いの！」
海「そっか！じゃあ途中まで一緒に帰ろ？」
おそらく俺が1人で歩いているところを見て、勇気を振り絞って声をかけて来たのであろうその子は、赤面したままコクリと小さく頷いた。
同じ下駄箱で靴を履き替え、駅までの道をわざとゆっくりと歩く。嬉しそうにニコニコしている隣の子をさりげなく歩道側へ導くと、赤かった頬が更に赤くなった。
「もうすぐ三者面談だねー。高橋くん、もう進路決めた？」
海「んー、まだ全然。」
「でも進学でしょ？成績いいし。」
海「はは、どーかなぁ。
進学してまでやりたい勉強も無いし、何とも言えないー」
「えーでもさぁ、特に決まってないならとりあえず大学じゃない？みんな行くし！」
海「……そだね。」
駅までの道のりはあっと言う間だった。
名残惜しそうにしているなんとかサンに笑顔で手を振って、向かいのホームへ続く階段をゆっくりと上る。
もしあの子を家まで連れて帰って
�猗狃�なんだ″なんて紹介して
2人で部屋に閉じこもったまま、何時間も出て来なかったりしたら
�爐△凌諭蹐呂匹Δ垢襪�な。
最初はニコニコ挨拶して
けど夜ご飯の時間あたりになったら、ちょっと困り始めて
紫耀に相談して「ほっとけばええやん」とか何とか言われて
またちょっと困った顔で、俺の部屋の方をチラチラ気にしたりすんのかな。
ねぇ
そしたらそろそろ気付いてくれる？
俺のことも
�牴聴Δつ錙蹐犬磴覆�て、�爐發�18歳の男″なんだって
分かってくれるかなぁ。
やっぱダメかな。
どうでもいいか、俺のことなんて。
�爐�ねえちゃん″は
紫耀がいいんだもんね。
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きのこ(プロフ) - pipi_kpさん» え〜マジですか！？すごい！まだ覚えててくださっただけでも嬉しいです🫰ありがとうございます！このぐらいの短編は珍しいですが、また書きたいな〜！ (2023年1月11日 0時) (
レス) id: 4ab1c623f5 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - きのこさんこんばんは。let goが久しぶりに読みたくなってこちらへ来ました。冬になると毎年このジンくんとしょうくんを思い出してます。何度読んでも好きです！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page40 id: c4a2b088a0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» いえいえ、あちらでもゆるっとよろしくお願いしまーすヽ(´▽｀)/ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
キンシコウ - ありがとうございます！！マシュマロ、了解しました、わざわざありがとうございます。 (2020年7月24日 0時) (レス) id: 89ad9cb972 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - キンシコウさん» どぉぞ〜。鍵垢ですけど、無言での申請で大丈夫でーす！今、ツアーの件でマシュマロ荒れてますけど、気にしないで下さいww (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年7月1日 23時
