23 side...REN ページ23
慌てつつもしっかりと優太の目を見て謝り、懸命に頭を下げるA。
紫「…岸くん、久しぶりやな。」
岸「………あれっ！？！？紫耀！？！？
えっ、お前なんでここにいんの！？！？」
えっ……今気付いたん？？
遅すぎやろ………こんな目立っとんのに………
紫「…Aから連絡もらったんや。
�狃こ慘更圓蚤膾緲茲箸襦�けど知らん町で迷子んなってもーて、なんや知らん兄ちゃんたちに絡まれて逃げたらもっとわからん場所に来てもーた。スマホも電池切れそうやし、ウロウロしてまたそいつらに見つかんのも怖い。どーすればええかわからん。″って。」
なんや…
「大丈夫です」なんて言うとったけど、やっぱちょっとは絡まれたんや。
てかそれより…
知らん町
追っかけて来るヤンキー
電池切れかけのスマホ
ギリギリの状況で
ホンマに怖くて焦って
「誰か助けて」って思った時、
はぐれたばっかで、絶対近くにおるはずの俺やなくて
余裕で100キロ以上離れた場所で、すぐ電話出られるかどうかもわからんような紫耀に
Aは最後の電池で、電話したってことか。
�猝損劼砲覆辰討癲⇔�くんいれば怖くないし。″
あの日は確かに
そう言ってくれてたはずやったのに。
紫「…今日、たまたま自主練の日やったんよ。
ソッコーでスタジオ出て高速飛ばしたら、名古屋から大阪まで1時間半で着いたわ。」
なんやソレ…
いくら高速とは言え、絶対スピード違反しまくりやろ…
でも、それより何より
瞬く間に全身を覆う、どうしようもない敗北感。
いや、今そんなもんにこだわってる場合とちゃうってのは分かっとる。
助けたのが誰だってええやん。まずは無事で何より。
知らんとこ連れ回して怖い思いさせたこと、謝らなあかんのは俺の方。
そんなことは分かっとるのに
「なんで」
「なんで紫耀やったん？」
「距離だけ離れたって
結局のところ、Aの中から紫耀がおらんようになる日なんて
来るわけなかったんや。」
そんなことを考えてしまう俺は、やっぱり人としてどっかおかしいんやろか。
Aを責める権利も
紫耀に嫉妬する権利も
俺になんてあるわけ無いってことぐらいは
理屈としては、
理解しとるんやけど。
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きのこ(プロフ) - renrennagachanさん» 爆笑頂きましたー！！ありがとうございま〜す！！最近になって「ラブシチュの続き希望」と言うお声を頂き、「あ、コレが好きな人いるんだ…」と気づいた作者です。嬉しい！これの続きの短編もありますので、もし気になったら覗いてみて下さい〜 (2020年10月7日 15時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
renrennagachan(プロフ) - はいダメぇぇぇー！のくだりがマジで永瀬廉すぎて頭抱えました爆笑サイコーです！！こっそり続き待ってた根っからのび太系女子なので今回とても嬉しかったです！！ジャイ廉ごちそうさまでした！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: 91d0c85321 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(^^)こちらのお話は私も気に入っていたので、楽しんでもらえて嬉しいです！！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - もう本当に本当におもしろくてキュンキュンして最高でした！これからも楽しいお話書き続けて下さい！待ってます！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 07dfb12e8b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» もう全身のどこにも見当たらないキュンを無理やり絞り出しました…。楽しんでもらえたようで嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年4月17日 1時
