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えっ
今の、何…？
もしかして…「調子乗んな」って思われてる？
「Aのくせに何言っとんねん」って
「身の程を弁えろ」って
「俺がお前と付き合うとか、考えられへんやろ」って
まともに返事なんてする価値無いって
呆れられてる…？
そのあとも廉くんは私の方をニヤニヤ見てるだけだったから、私は慌てて「無かったことにしよう！」と
全然関係無いテレビの話なんかをして、その場を凌いだ。
そうか。
きっと廉くんにとって私は、そーゆー対象ではないんだ。
そうだよね。
小さい頃からきょうだいみたいに一緒に過ごして
何の取り柄もないって散々バカにされてて
高校生にもなったのに
毎日のように同じ部屋で勉強してても
そーゆーようなこと、何も無いんだもん。
よく考えたら分かり切ってたこと。
今更、つまんないこと言っちゃったな…なんて
けどこれで気まずくなって、変な距離ができちゃうのも嫌だな…なんて
ズキズキと痛む心には気づかないフリをして、そのあとの春休みも
逆に廉くんに無視されたのをいいことに、それまで通りの生活を続けていた。
それなのに、春休み最後の日。
廉くんは
急に私に、手を出してきた。
そうか。
彼女じゃなくても
恋愛対象じゃなくても
「俺のこと好きなら別にええやろ」って
その程度に思われてるのか。
廉くんの中で私って
そこまでどうでもいい存在なのか。
もしこれに応じたとしても、私のことなんかはきっと使い捨てで
いつかお似合いの彼女ができたら、平気でただの�猴墜訐�″の顔に戻るんだろう。
もしかしたら面倒くさいからって、今度こそ完全に無視されるようになるかもしれない。
そんなの、さすがに辛すぎる。
泣きながら抵抗して、荷物も持たずに逃げ出した廉くんの部屋。
けどそんな私を「生意気」だと思ったのか
廉くんは怒って、次の日の朝早くにウチまで迎えに来た。
そして迎えた新学期。
運悪く同じクラスの隣の席。
修学旅行の班まで一緒。
せめて距離を取りたい。
忘れたい。
関わりたくない。
だって、そんな風に思われてても
私はまだバカみたいに
廉くんのことが、好きなままだったから。
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きのこ(プロフ) - renrennagachanさん» 爆笑頂きましたー！！ありがとうございま〜す！！最近になって「ラブシチュの続き希望」と言うお声を頂き、「あ、コレが好きな人いるんだ…」と気づいた作者です。嬉しい！これの続きの短編もありますので、もし気になったら覗いてみて下さい〜 (2020年10月7日 15時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
renrennagachan(プロフ) - はいダメぇぇぇー！のくだりがマジで永瀬廉すぎて頭抱えました爆笑サイコーです！！こっそり続き待ってた根っからのび太系女子なので今回とても嬉しかったです！！ジャイ廉ごちそうさまでした！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: 91d0c85321 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(^^)こちらのお話は私も気に入っていたので、楽しんでもらえて嬉しいです！！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - もう本当に本当におもしろくてキュンキュンして最高でした！これからも楽しいお話書き続けて下さい！待ってます！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 07dfb12e8b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» もう全身のどこにも見当たらないキュンを無理やり絞り出しました…。楽しんでもらえたようで嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年4月17日 1時
