17 side...REN ページ17
廉「……彼女でたまるか、こんな地味くさいの！
ただの召使いや、召使い！！
いっくら地元とは言え、昼ごはんやら何やらまで全部1人じゃつまらんし。コイツなら気ぃ使わんから、それがラクなだけや！！
それにもし先生にバレたら面倒やから、そん時は全部コイツのせいにして逃げたろー思って！」
友達の手前、
「冗談半分、照れ隠し半分」で言った言葉は
いつもの意地悪よりも、数段タチの悪いものとなってしまった。
それでも友達は「なんやソレ！お前最悪！」なんて笑いながら聞き流してくれたんやけど
そのあと少しして気づいた時、
俺の後ろに隠れるようにしてちょこんと立っていたはずのAは
いつの間にか、どこにもおらんようになってた。
.
廉「……あれっ？？？A……？？？」
周りをキョロキョロと見回してみる。
けど、どこにも見当たらない。
友達に聞いても、「いや、さっきまでいたよな？」などと首を傾げるばかり。
廉「え…………嘘やろ？
……アイツ、ガチでどこ行ったん……？」
そのあと友達と手分けして探した繁華街でも、
Aを見つけることはできなかった。
電話もLINEも反応無し。
そーいやアイツ朝からアホみたいに写真や動画撮ってたせいで�爐發Δ△鵑泙螢好泪曚療澱啝弔辰凸気ぁ蹐辰董△気辰�ボヤいとったな…
…観光地でもない、ただの俺の地元やのに。
何をそんなに残すトコがあんねん。どっこも映えるような景色、あらへんのやけど。
なんて呆れてたけど、もしホンマに完全に切れたら…
もうすぐ夕方。
日も暮れ始める。
慣れない土地。
決して治安がいいとは言えない繁華街。
電池切れのスマホ。
見慣れぬ制服の女子高生。
みるみる嫌な予感に支配される頭と胸をなんとか押さえつけながら
「1人で先に戻った」と言う、一縷の希望に懸けて
今朝は並んで出てきたはずの、宿泊先であるホテルへと
生きた心地の無いまま、縺れる足で引き返した。
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きのこ(プロフ) - renrennagachanさん» 爆笑頂きましたー！！ありがとうございま〜す！！最近になって「ラブシチュの続き希望」と言うお声を頂き、「あ、コレが好きな人いるんだ…」と気づいた作者です。嬉しい！これの続きの短編もありますので、もし気になったら覗いてみて下さい〜 (2020年10月7日 15時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
renrennagachan(プロフ) - はいダメぇぇぇー！のくだりがマジで永瀬廉すぎて頭抱えました爆笑サイコーです！！こっそり続き待ってた根っからのび太系女子なので今回とても嬉しかったです！！ジャイ廉ごちそうさまでした！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: 91d0c85321 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(^^)こちらのお話は私も気に入っていたので、楽しんでもらえて嬉しいです！！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - もう本当に本当におもしろくてキュンキュンして最高でした！これからも楽しいお話書き続けて下さい！待ってます！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 07dfb12e8b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» もう全身のどこにも見当たらないキュンを無理やり絞り出しました…。楽しんでもらえたようで嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年4月17日 1時
