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廉「こっちは困ったことがあったら何でもAに言えって言われとんねん。腹減って困っとるんやから、オマエなんとかせぇや。」
『そ、そんなの私は聞いてないもん！
もう高校生なんだから、ご飯ぐらい自分でどうにかしてよ！！』
私だっていじめられて泣いていた小さい女の子のままじゃない。
ムカついたら言い返してやるんだから！！
廉「あ″ぁっ？」
ソファの背もたれに寄りかかっていた廉くんがのっそりと立ち上がる。
ガ、ガラ悪ーーーーーーッ！！
廉「Aのくせに、随分生意気なクチ叩くようになったやん…」
『ひぃっ！！』
近づいて来る廉くんから距離を取ろうと後ずさる。
けれどみるみる追い詰められ、壁を背に受けると、顔の両横に
�爛弌璽鵐奪叩�！！″
っと勢いよく手をつかれた。
こ、こんな激しい壁ドンは初めて見た！！！
全然キュンキュンしない！！！
恐怖しか無い！！！！
柔軟剤の爽やかな匂いが逆に怖い！！！
廉「…引っ越して来たばっかで、家族も友達もおらん可哀想な俺に、晩メシぐらい作ったってバチ当たらんのとちゃう？」
可哀想なのはどう見ても私ーーーー！！！
心の中の絶叫は、それでも口から飛び出ることは無く…
結局は廉くんの色素の薄い瞳から発せられる魔王並みの目ヂカラに負けて、しぶしぶ片付けたばかりの調理器具を出してきて、命令された通りのハンバーグを作った。
廉「相変わらず暗くてどんくさくて友達いなそうやけど、料理だけは上手いな。」
3杯目の白ご飯を口に詰めながら、廉くんが悪口と褒め言葉が3:1の感想を発した。
いや、ほとんど悪口だけど。
『私のうち昔から親が共働きだったから、自分で作れるようにって子供の頃に廉くんのお母さんが教えてくれたんだよ。』
廉「え？そーなんや。
だから何となくウチの味と近いんか。
ほんじゃ、ますますAは俺に感謝せなあかんな。」
『いや…廉くんじゃなくて、廉くんのお母さん…』
廉「今はおらんのやから、代わりに息子の俺に感謝しとけばええやろ。」
…ひどい。ひどすぎる。
本家もびっくりのジャイアンっぷりだ。
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きのこ(プロフ) - mjumpmさん» こんばんは！お話気に入ってもらえて嬉しいです(^^)リクエストもありがとうございます！こちらは結構リク頂いて番外編も増え、話数もいっぱいになったので今のところお休み中なんですが、また何か降臨したらチャレンジしますねヽ(´▽｀)/その際はよろしくお願いします！ (2019年8月23日 1時) (
レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
mjumpm(プロフ) - ブリュレからシュガー本当に好きすぎてなんかだ読み返しています。一番大好きなお話でもあるのでもしよかったら番外編や続きなどまたらみたいです（ ; ; ） (2019年8月23日 1時) (レス) id: c03acb17f0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ひかるさん» お話読んで下さってありがとうございます(^^)期間が…長いですね…お疲れ様でした（笑）私も書きながら「自分なら絶対紫耀くんだわー」って思ってました（笑）楽しんでもらえて嬉しいです！！ありがとうございました！！ (2019年5月19日 9時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 廉くんが不器用で可愛い笑 私も小1から中2まで同じクラスのイケメンで人気者の男子に意地悪されてた地味子だったので重ねながら読んでました笑 まぁ私は中2で同じクラスになった彼の友達を好きになってしまったんですが笑紫耀くんの兄貴ポジも素敵で楽しく読めました。 (2019年5月19日 8時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - あきここさん» こちらにもコメント下さって、ありがとうございます(^^)この先も楽しんで頂けるよう、頑張りますね！ (2019年4月25日 20時) (レス) id: b84af55be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2019年4月24日 16時
