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「…名古屋?」




『え?』




「…廉のとこ、行くつもりなん?」





言われてハッとした。




昨日平野さんと再会してから今の今まで


1度も廉のことを思い出さなかった自分に、
自分が1番、裏切られたような気がした。






『いえ………そういうワケでは……。
とにかく、ここにいてはいけないような気がして………』





「奇遇やな。俺もそんな気がしとんねん。」





驚いて顔を上げると、「もうお手上げ」とでも言いたそうな、困ったような笑顔の平野さん。





「だってどうせもう俺ら、結婚なんてさせてもらえんやろーし。うちの父親もAちゃんのこと知ってもーたらしいし、Aちゃんのママは俺のことバリバリに警戒しとるやん?」





『そ………です…ね。』





「けど俺………多分もう、Aちゃん無しでは生きて行かれへんと思うんよ。」





あくまで冷静に、丁寧に紡がれる言葉。




震えるその言葉が糸となり
その糸が柔らかな布となり




そっと、包むように私の心を覆って行く。



まるで優しく目隠しをされてるみたい。






そう。見えなくていい。






もうあなた以外は





何も、見えなくていい。





知るもんか。






家族も恋人も





仕事も家も





何もかもどうでもいい。





私とあなたさえいれば、世界はそれで終わりでいい。





血なんて混ざってしまえば、どうせそれが何であろうと




散りかけの薔薇のような深紅にしか、ならないのだから。

 

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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉
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きのこ(プロフ) - ぱるるさん» いつもwwドロドロでしょうかwwさーせんwwそしてストレート過ぎる感想、あざすww今回の1番の目的はソレなんで(自主規制)(清純派)またいつかちゃんと紫耀くんメインのも書きたいですwwお付き合い頂きありがとうございましたヽ(´▽`)/ (2020年3月21日 12時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - きのこさんいつも最高にドロドロな小説書いてくれてありがとうございます(笑)紫耀くん落ちが好きな私がだれ落ちでも見れるあたりほんと天才なんだと思います。紫耀くんとも廉くんともやれて良かったです。あぁ、やっぱり最高です。 (2020年3月21日 2時) (レス) id: eee3c4021b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - あさひさん» 興奮しているようでちゃんと歌詞を混ぜ込んでくれるあさひさんは天才コメンテーターですよね(笑)いつもあざす(笑)そしてちゃったり台風優太を諦めてない!まぁオチはともかく、私もあの姉弟には再会して欲しいとは思ってます!…書かないけどwwだって曲がアレだし! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - mtsさん» やめないじゃん!下ネタ全然やめないじゃん!!絶対反省してないじゃんwwいいんですよ…そもそもは作者の煩悩から始まったお話ですから。なのに気づいたら天城越えになってただけですから wwほぼ5分くらいでまとめたラストでしたが、個人的には気に入ってます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - りなさん» 久しぶりに切ないお話を書きました!書けたことにびっくりでした(笑)泣いてもらえたなんて、びっくりです!是非ここで「途中下車」を!聴いて頂きたい!「信じることに疲れて1人眠りたい夜」あたりの歌詞が染みます!!しょぉぉおくぅうーーーん!! (2020年3月14日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのこ | 作成日時:2020年3月11日 22時

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