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廉「Aはもう紫耀んとこ行った、俺のことは置いて行ったんやって…理屈ではわかっとった。けどやっぱり…………忘れられへんかった。」





『廉………。』





廉「……キツいの承知で言わしてもらうけど……紫耀とおるのは、人としてあかん道やで。誰も幸せにせぇへん。あのデカい屋敷の使用人のみんなも、もうずっとお通夜みたいんなっとる。お前のせいや。
俺、お前をそんな女のままでいさせたないねん。」




「許嫁が来た」と、大喜びで迎え入れてくれた林田さん。


私の涙に気づかないフリをして、軽い口調で天気の話をしてくれた初老の運転手さん。


腕の良い庭師のおじさん。
そんな彼の愛の篭った、御伽噺に出てくるような幻想的な薔薇園。






あのお屋敷は、優しい人ばかりだった。





まるで世間知らずの主に、辛い現実を見させまいとするかのように



皆がみんな



そこに咲く薔薇の花の1輪までもが




嘘のように、暖かかった。







廉「…俺と行こ?
今ならまだ紫耀、戻って来ーへんやろ。
もっかいだけちゃんとした道で生きてみよ?俺、諦められへんねん…」




縋るような目で私を覗き込む、かつての愛しい人。



けれど



私の本能はもう



本当の相手を、知ってしまった。

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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉
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きのこ(プロフ) - ぱるるさん» いつもwwドロドロでしょうかwwさーせんwwそしてストレート過ぎる感想、あざすww今回の1番の目的はソレなんで(自主規制)(清純派)またいつかちゃんと紫耀くんメインのも書きたいですwwお付き合い頂きありがとうございましたヽ(´▽`)/ (2020年3月21日 12時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - きのこさんいつも最高にドロドロな小説書いてくれてありがとうございます(笑)紫耀くん落ちが好きな私がだれ落ちでも見れるあたりほんと天才なんだと思います。紫耀くんとも廉くんともやれて良かったです。あぁ、やっぱり最高です。 (2020年3月21日 2時) (レス) id: eee3c4021b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - あさひさん» 興奮しているようでちゃんと歌詞を混ぜ込んでくれるあさひさんは天才コメンテーターですよね(笑)いつもあざす(笑)そしてちゃったり台風優太を諦めてない!まぁオチはともかく、私もあの姉弟には再会して欲しいとは思ってます!…書かないけどwwだって曲がアレだし! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - mtsさん» やめないじゃん!下ネタ全然やめないじゃん!!絶対反省してないじゃんwwいいんですよ…そもそもは作者の煩悩から始まったお話ですから。なのに気づいたら天城越えになってただけですから wwほぼ5分くらいでまとめたラストでしたが、個人的には気に入ってます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - りなさん» 久しぶりに切ないお話を書きました!書けたことにびっくりでした(笑)泣いてもらえたなんて、びっくりです!是非ここで「途中下車」を!聴いて頂きたい!「信じることに疲れて1人眠りたい夜」あたりの歌詞が染みます!!しょぉぉおくぅうーーーん!! (2020年3月14日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのこ | 作成日時:2020年3月11日 22時

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