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何やら納得行かないらしく、ギャーギャーと反論する弟。
真面目に聞いてもどうせオチは無いので、適当に聞き流しながらスマホをいじり始める。
手元の小さな液晶に映し出される、1通のメッセージ。
�牴兇虜Ｅ戮亮�け持ちの生徒に、お前の弟いるくさいんだけど！″
それを眺めながら思い出す。
高校の卒業式。
クラスの友達と一通り写真を撮って、最後は部活のみんなと集まって泣き笑いでワイワイ騒いで。
比較的真面目な面々の集まる「報道部」。
私は押し付けられて部長をしていた。
校内新聞の発行や各学校行事の撮影・取材、
各部活動の大会や定期演奏会等の取材などと割と忙しい部活で、男女半々の20人程度でワイワイと活気ある雰囲気だった。
サッカー部と掛け持ちの櫻井はたまーに顔を出しては、なかなか決まらなかった次回取り上げるテーマをサッと提案したり、みんながつまづいていた動画の編集なんかをサクサクと手伝ったりして
なんか「困った時にフラリと現れるヒーロー」的なポジションで、下級生の女の子たちの憧れの的だった。
同じクラスで比較的仲良しだった私はよく羨ましがられたけど、特に付き合うとかそーゆー話は出ないまま
櫻井は地元の国立大学、私はまぁまぁの私立大学に合格して、めでたく卒業となった。
意外だったのは、卒業式のあと。
みんなでワイワイ騒いでいた最中、櫻井がこっそり「こっち来て！」と耳打ちしてきた。
驚いていたら制服の腕を掴まれ、そのまま引っ張られて行った空き教室。
告白？
まさか…
モテモテの櫻井が私なんかに…
急なことに頭をぐるぐるさせていたら、緊張感のかけらも無い明るい声が、ヘラヘラした童顔から飛び出して来た。
「いやぁ〜3年間お疲れ！！
お互い受験も成功したし、これで晴れて自由の身だな！！」
『…うん、そだね。部活掛け持ちしながら国立受かるなんて、さすが櫻井だね。』
「いやぁ〜ウチ下2人いるから浪人禁止って言われててさぁ！あとがなかったから、もー必死よ！？」
そんな世間話をするために、わざわざ再び校舎内まで連れて来たんだろうか？
ちょっと怪訝そうな顔の私に気づいた櫻井は、なんだか慌てたように制服の内ポケットに手を伸ばした。
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きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» おーマジですか！ありがとうございます(^^)初めてぐーじさんメインに挑戦してみたんですが、まさかの毒wwけど楽しんでもらえてよかったです！！ (2020年3月28日 3時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
とぅーしょー(プロフ) - やばいっす。優男やば男なぐうじさんめっちゃ中毒です。なんていうんだろ。じぐたんの優しさと儚さが全面にでてて好きです！きのこさん！ (2020年3月28日 2時) (レス) id: 92c3943f3d (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» え、嘘、い、急いで見てきますwww (2020年3月24日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - きのこさん、そっこー行きましたよ！最高ですよ！寝れませんよ！笑 更新ありがとうございます！よくお見かけするみなさんと同じタイミングでコメントしてて笑いました。笑 (2020年3月24日 23時) (レス) id: 3ddef168f4 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» 更新しましたけど、全力で「寝て下さい」とお伝えしたいですwww (2020年3月24日 23時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年3月10日 0時
