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『…っ！』
あまりの近さに息が止まる私のことを痛いほど強く捉えたまま、廉がその凛々しい眉を苦しそうに顰める。
廉「………嘘つき。」
『へっ…！？』
突然放たれた言葉がいまいち理解できず、間抜けに裏返った声が飛び出す。
けど廉は苦々しい顔のまま、話を続けた。
廉「…俺のが先やったやん。」
『……何が？』
廉「チッ………やっぱ忘れとるんか。
………小2んとき言うてたやん！！�狆�来は廉のお嫁さんになるー″って！！親の前で！！」
『しょっ、小2ーーーー！？！？！？』
意外過ぎる展開に思わず叫び声が出た。
お、覚えているような…いないような……
なんとなくぼんやりと頭に浮かぶ、夕方の公園の景色。
泥だらけの廉と、泥だらけの私。
迎えに来たお互いのお母さんと4人並んでマンションへ戻る途中。
�爐△鵑燭燭繊△茲�もまぁ飽きずに毎日毎日一緒に遊ぶわねぇ…″
�爐世辰導擇靴い鵑世發鵝�廉となら死ぬまで毎日一緒でもいいよ！″
�爐犬磴�結婚しなくちゃ。″
�燹弔靴覆い肇瀬瓩覆痢�″
�爐世辰涜召凌佑鳩觝Г靴燭蕁⇔�くんと毎日一緒にはいられないよ？″
�爐鵑犬磧⇔�でいいや！廉のお嫁さんになる！″
�燹帖帖弔劼匹じ世ち陝�″
�爐茲�ったわね、廉！
こんな早くからお嫁さん決まって。″
�牴兇琉娶�は！？！？！？″
……思い出した。
まさか廉が覚えていたとは………
廉「お互いの親も納得済みやったんやから、こっちこそ許婚やろ！？」
『あ、あんなのただの子どもの思いつきじゃん！！
それこそ拘束力なんて……』
思わず口から漏れた私の反論に、なぜか廉は泣きそうな顔を見せた。
ハッとして、思わず口を噤む。
廉「………やっぱ嘘つきやん。」
『それにさぁ…高1か高2ぐらいのとき、あんたんちのおばちゃん、�猯�が毎日違う女の子連れて帰って来る″って嘆いてたの聞いたよ。』
廉「なんやねん、いらん情報流しよって！！
これだからおばはんはイヤやねん！！！
思春期の息子のヤンチャ具合なんて、テキトーに心の中に留めとけや！！！」
『離してよ、女好き。』
冷たく言い放つ私のことをクルッとひっくり返して自分と正面から向き合わせた廉は、ガシッと両肩を掴むと
まるで生徒を説得する熱血教師のようなトーンで話し出した。
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きのこ(プロフ) - りなさん» 面白いから残しておきますwwww (2020年3月25日 1時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
りな - コメントする場所間違えてました(有り得ない)消すかスルーでお願いします、、、穴掘って帰りたい、、、() (2020年3月25日 1時) (レス) id: ba24aa010a (このIDを非表示/違反報告)
りな - うわああ！！カイちゃん最低すぎる！！なんて残酷な！！顔が良いからって畜生！！って思って読み進めてるうちに、まんまときのこワールドのかいちゃんに堕ちてました。アーメン。 (2020年3月25日 1時) (レス) id: ba24aa010a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» いつも褒めてくれるゆりさんらぶ！！私も最初書き始めたときはこんな流れになるとは思っでませんでしたwwさり気ない間なんかは頭の中で映像化したものを言語化してます！勝手にドラマ化！同じ映像が見えてたら嬉しいなヽ(´▽｀)/ (2020年3月24日 10時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - ツッコミ(ミカコちゃんのツッコミ大好き)や紫耀くんの天然さにクスクス笑ってたのに、一瞬にして深い深い魅惑の波に飲まれてしまうこのギャップ。紫耀くんのさりげない遮りや一瞬の沈黙に隠された廉くんにも惹かれる主人公への切ない想い。あぁ、名作。天才です。らぶ！ (2020年3月24日 0時) (レス) id: 3ddef168f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年3月2日 22時
