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「だからァァァッッ！！！触んなっつってんじゃん！！！」
昼休みのオフィスに活きのいい大声が響き渡る。
外気で冷えた手をお化けのように顔の前でブラブラさせなから近づいて来る永瀬と、ギャーギャー言いながら首を抑えて逃げ回る私。
攻防の手を止めた2人が、揃って隣の席へと顔を向けた。
岸「前も言ったろ！？学校じゃねぇんだから、そんな簡単にベタベタ触んなって！！
だいたいA、嫌がってんじゃねぇかよ！」
岸先輩が大して怖くもないしかめっ面でこちらを見ている。
廉「なんや優太、先輩みたいなこと言うやん。」
岸「おいっ！紛れもなく先輩だろ！？
先輩感無いのはお前の態度がデカ過ぎるせいだろーよ！！」
それこそ学校のようにワーワー騒ぐ2人を白けた目で見ていたら、華やかな香りとともに、後ろから逞しい腕がふんわりと私の肩に巻きついて来た。
『ひっ…！！』
紫「嫌がっとらんならええのぉ？」
耳元で楽しげに響くハスキーな声に、体が石のようにピシリと固まる。
岸「ば、ばっか！！もっとダメだろ！？！？」
なぜか私よりもパニックを起こす岸先輩が、一際大きな声を上げた時…
「岸！井上！」
上司である松本さんが、ポケットに両手を入れたまま、フロアの入り口から私たちのことを呼んだ。
松「ちょっと来て。」
なんだろ、新しい業務の割り当てかな？
とりあえず筆記用具とタブレットを持って入り口の方へと駆け寄る。
そのまま連れて行かれたミーティングスペースで向かい合うと、目の前のテーブルの上ににスッとA4の紙が置かれた。
［第◯回 希望者研修 参加概要］
岸「えっ？」
『あ、京都の研修！』
松「そ。お前ら2人になったから。
なんか模擬プレゼンとかあるみたいだから、準備の時間は各自調整して上手くやれよ！」
『岸先輩、申し込んでたんですか？』
岸「あー…うん、実はね。
期限ギリギリの滑り込みで！」
なぜか気まずそうに笑う岸先輩。
へぇー意外だなぁ。あんまりこういう勉強会的なイベントに参加するイメージ、無かったんだけど。
ま、でも気心知れた岸先輩となら安心！
ホッとしたところで改めて詳細を確認したら、確かに模擬プレゼンの発表があると書かれていた。
すでに年末進行は始まっていて、毎日なかなか忙しい。
資料作りは業務時間外でやるしかなさそう…と言うのは、私と岸先輩共通の認識だった。
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きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» びっくりした！ゆりさんかぁ（笑）おかわり嬉しいです！！じゅーん！！上司な嵐さんは最高や… (2020年10月6日 1時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - じゅーん！そして岸パイセン。今日幸せにおかわりしました。明日は京都編読もっと！(おかわりの報告ごめんなさい) (2020年10月6日 0時) (レス) id: 4c9de357d4 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございます(^^)岸くんはいつも「ただの岸くん」を目指して手探りで書いてます（笑）決して自信があるわけではないので、お褒めの言葉を頂けて嬉しいでするヽ(´▽｀)/ (2020年8月13日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - きのこさーん！！岸くんやばいです！きのこさんが書く岸くんがタイプすぎます！PC画面見ながら手をきゅっと握られたいです！しかも紳士すぎる！キスまでで頑張って我慢してるのかわいい！そして続きが気になる…（笑）これからもきのこさんの岸くん楽しみにしてます♪ (2020年8月13日 10時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - まっちゃさん» わぁ、温存しがちなまっちゃさんじゃないですか！また読んで頂けて嬉しいです(^^)実はきのこの読者さんの中で岸担さんの割合って多くないんですが、岸くんのお話は異様にコメ欄が盛り上がるんですww岸くん自身のお人柄ですかね！楽しんでもらえたら幸いです！ (2020年5月10日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年2月4日 23時
