SHE! HER! HER! 【REN】

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廉「あーあ、そら災難やったなぁ！
けどな、自分もその程度にしか思われてない女なんやって気づいた方がええで。
ちったぁ姉ちゃん見習って、謙虚に生きたら？」





妹の顔が醜く歪む。
「チッ」という舌打ちが聞こえて来て、自分の耳を疑ってしまった…





妹「何それ。お姉ちゃんは恋に謙虚なんじゃなくて、モテないだけじゃん！」





がーん。
まぁそうだけどさ…


可愛げがなくて女子力低くて
男の人を褒めたり、うまく甘えたりできない私が、モテるはずない。


きっとこの先も、「可愛い女の子」にはなれない。



割り切っていたはずなのに、正面から突きつけられるとやっぱり少し悲しくて


思わず目を逸らして、視線を自分の足元へと落とす。



けれどそんな私の頭の上に、なぜか楽しそうに弾んだ関西弁が降って来た。






廉「何百人の雑魚にモテるより、ええ男1人にモテる方が明らかに勝ち組やんか！」




永瀬がグイッと私の肩に手を回し、そのまま自分の方へと引き寄せた。





廉「例えば…俺みたいな？」





ほんの少し上向きに顎を上げ、細めた目に上がった口角。




まるで王様のように尊大な態度がよく似合う、天下無双の美しさを誇る�狷唄�″。





あまりに急に醸し出された濃厚な色気に驚いてフリーズしていたら、妹の背後のお店のドアから仕掛け人である美女が出て来た。





玄「んじゃ、ミッションクリアしたから俺は帰るよぉ？約束通り、今度ハンバーガーおごってね☆」







手を振って去って行く美女をぼんやりと眺めながら、どうしても引っかかる�爐△覦豸澄蹐鯲篝鼎帽佑┐襦�








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………………………………「俺」？？？

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