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紫耀くんとご飯を食べた、次の日。
紫「Aせんぱぁ〜い、おはよぉ!」
『おはよ!
昨日、ご馳走になっちゃってごめんね!』
紫「ええですよぉ〜。いつもお世話になっとるし、この前はこっちが手料理ご馳走んなったやんか!」
キラッキラのお目目を細める紫耀くんに、朝からゔっ″となっていたら
「…おいコラ。」と、
なんだかガラの悪い声と共に、首の後ろに謎の生温い感触…。
『ヒィッ!!』
慌てて首を押さえて後ろを振り向くと、なんだか不機嫌そうな永瀬が
手をブラブラさせながら、私のことを見下ろしていた。
『いいいいい今の不気味な温度の感触、何!?!?』
廉「なんやねん、不気味って!!
俺の手や、俺の手!!今日は手袋しとったから、そこまで冷たくなかっただけやんか!!」
『冷たいよりも感触としては微妙だった…。
てゆーか、何でちょっと怒ってんの…?』
廉「お前が朝から紫耀にデレデレしとるからやんか!!言うたやろ!?アイツは怪しいクスリみたいなフェロモン飛ばして来るから、ボーッとせんと気合入れて行けやって!!!
なのに、何をまんまとデレデレしとるんや!?
忠告の効果、ゼロやんか!!」
紫「…なんや俺のことマジックマッシュルームみたいに言うの、やめてもらってもええ?」
ワイワイ話しながら自分たちのデスクへ向かおうとした時、フロアの入り口で永瀬に腕を引っ張られた。
廊下の隅っこで向かい合う。
『え、何?』
廉「お前、今度の土日って暇?」
『暇だよ。』
即答できる自分が悲しい。
でも暇なんだから仕方ない。
廉「んじゃ、ちょっと付き合ってや。」
え?土日に??
もしかして平日なかなか早く帰れないから、土日で資料進めようとしてる??
なるほど、それも手だな…
なんて考えていたら、
廉「お前の妹にも、予定聞いといて。」
と言われ、頭にガンっ!と衝撃が響いた。
紫耀くんはああ言ってたけど、やっぱり…
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きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» 気づくのが遅くなりました!さーせん!通知来てねぇぞ?(怒)おかわりしはは、ありがとうございます!白米は旅館で出るので、そのあとに布団の中でもっといいもの与えてあげて(自主規制) (2020年10月14日 11時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - 久しぶりのしはは。感無量。良い子で平らげる廉さんに白米たくさん与えたい。ありがとうございました! (2020年10月5日 3時) (レス) id: 4c9de357d4 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ななかわさん» わーありがとうございます!微妙にノリの軽いチャラ廉は私もお気に入りですww好きになってもらえて嬉しいですヽ(´▽`)/たまーに質問頂くんですが、書いてる時は別にキュンともギュンともしませんww淡々としたもんで、全然潤わないですww (2020年4月16日 16時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ななかわ(プロフ) - きのこさんの作品でこちらが一番好きです。終始ドヤ顔風で、得意げにぜったい俺に惚れた!って思うれんくんを想像したらめちゃくちゃかわいかったのに、まさか真顔( ˙-˙ )で書いてらしたなんて……笑 (2020年4月16日 10時) (レス) id: fe68b6cd78 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - みずほさん» いえいえ、お話はお暇なときに読んでもらえれば十分ですよ!Black Jokeもハマってもらえて嬉しいです(^^)つい先日無事に完結しましたので、また思い出した時にでも覗いてもらえれば嬉しいです! (2020年4月16日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きのこ | 作成日時:2020年1月16日 23時