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廉「…残念やったろ？…意地悪な方の弟で。」
下を向いたまま、子どもみたいに口を尖らせる廉くん。
『なんで？そんなこと無いよ！！
言ったじゃん、�犂鬚靴ぁ蹐辰董�』
廉「…………ほんま？」
『うん、ほんま！！私、廉くんにそんな好かれてるなんて思ってなかったから！！』
廉「…はぁ！？」
タオルの隙間から、大きく見開かれた茶色い猫目が見えた。
『？？？
だって私のためにわざわざ合コン抜けて、雨の中走って来てくれたんでしょ？？
嫌いならしないじゃん、そんなこと！』
廉「……………………。」
廉くんはちょっとの間、考え込むように押し黙り
その後、ゆっくりと上げた顔は
いつもは自信満々にキリリと上がっている眉が、なんだか不安そうなハの字になっていて
廉「…そーなんかな。」
と、これまた弱々しい関西弁が
なぜか「うっかり」と言った風に、ぽろっと
こぼれ出て来た。
『そー言えば紫耀くんも廉くんのことシスコンって言ってた。』
廉「…あのアホ…………。」
『信じてなかったけど、ホントだったんだね(笑)』
ワシャワシャと派手な髪を拭き続ける私の手首を、不意に廉くんの大きな手が掴んだ。
『？？？』
廉「確認してもええ？」
「何を？」と聞こうと開きかけた唇を、長い親指がそっとなぞる。
上目遣いに私を見ている廉くんと目が合い、息を呑んだ瞬間…
ふっくらとした椿色の唇が
ゆっくりと、私の口に重ねられて来た。
え？
何？
唇を離した廉くんが、わざわざ再び私と目を合わせ直してから
もう一度
さっきよりもっと深く、熱い唇を押し付けて来る。
『…っ！！！』
やっと自分が何をされているのかを理解し、
慌てて目の前の濡れたシャツを掴んでグイッと押し退ける。
けれど今度は大きな手で後頭部を押さえられてしまい、頭を動かせなくなってしまった。
そのうちに苦しくなって来て、今度はドンドン！と薄い胸を叩くと、やっと解放してもらうことができた。
涙目のまま、はぁはぁと呼吸を整える。
廉「…ごめ……『これも意地悪？』
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きのこ(プロフ) - ながちぇ担ティアラさん» ありがとうございます(^^)キュンよりギャグですが…楽しんでもらえたら嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月19日 13時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ながちぇ担ティアラ - 主様の作品最高ですね！ (2020年4月19日 10時) (レス) id: b4d5e7e24c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - りなさん» 逆にね？しっかりしちゃうんだ（笑）紫耀くん現象wwwむしろ紫耀くんもツッコミなので、れんれんがボケ倒してるという希少パターンwwボケ仲間はあーばせんせぇかな？？ (2020年2月2日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
りな - なんか主人公、れんれんを前にすると微妙に人格変わってる気がして面白いです(爆)他では天然乙女でも、れんれんの前ではツッコミ担当みたいで好きですwww (2020年2月2日 14時) (レス) id: a5dc901322 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - にむさん» お忙しい中、完結を見届けて下さってありがとうございます！永瀬担さんにれんれんルート楽しんでもらえて嬉しいですヽ(´▽｀)/近々パス付き毒きのこでビタスイ紫耀くんの続編行きますので、もしお時間あれば覗いてみて下さいね(^^)最後までありがとうございました☆ (2019年11月25日 1時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2019年11月15日 23時
