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思わず口に出た言葉。
廉くんが、テーブルを挟んで向かい側の床に座る私の方へチラッと視線を寄越す。
なんとなくカップの中の紅茶に視線を落とすと、温かくてぼんやりとした湯気が甘く漂って来て
心の中までじんわりと、熱が伝わって来たような気がした。
『…私、一人っ子だし。
小学生の頃から1人でお留守番だったからさ。
きょうだいがいたらなぁ…って、よく考えてたんだ。まぁ、2人は従兄弟だけど。』
廉「あー…そっかぁ。」
『普段は気楽っちゃ気楽なんだけど。
寒い日の夜とか…あとは地震とか停電とか、何かあった時はやっぱり子ども1人だと不安だよねー。』
廉「まぁ、それはあるな。
けど言うても俺と紫耀はそんなに家、おらんかったで？部活もあったし、夜まで外で友達と遊んどる日も多かったしな。」
『まぁ、私も優太とは毎日一緒に遊んでたけど、17時になったら帰っちゃうし。
優太の家にはお母さんもお姉ちゃんもいて、夜にはお父さんも帰って来るけど、私のうちは寝る寸前にお母さんが帰って来るかどうか…って感じだったから、比べるとなんだか余計に寂しくてさぁ…。』
廉「いや……誰やねん、�猴ヂ澄蹇帖帖�」
『だから、今日のご飯は楽しかったよ！！
いっぱい食べてもらえるのも嬉しかった！！
私のお腹は満たされなかったけども！！』
廉「……まだ怒っとるんやな…。
つーか、だから�猴ヂ澄軛�なん？って…。」
『あー…あったかい紅茶飲んだらやっと眠くなって来たー…。廉くんも早めに寝なよー。
近いとは言え、朝は8時には家出るからね！
じゃ、おやすみー！！』
廉「…おぉ、見事な無視やな。
あー…やっぱちょいちょいイラつくわぁ……。
人の話聞いとらんの、どっちやねん。
そんで結局誰やねん、�猴ヂ澄蹇帖�
あ、もしかして彼氏おるからパンツ黒なん…？？」
なんかブツブツ言ってる廉くんのことを置き去りにして、そのままもう一度入った布団では
さっきの寝苦しさが嘘のように、
なぜかスーッと
眠りにつくことができた。
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きのこ(プロフ) - 梨さん» ただの菌類の主婦（疲れてる）ですが…お褒めに預かり光栄です！全ルート、まさかのトップバッター岸くんでスタートしやした！！自担のアップまで待つ派でしたら、しばしお待ち下さいませ(^◇^;) (2019年11月1日 21時) (
レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
梨(プロフ) - やっぱりきのこさんって天才ですよね、、 読んでですごく引き込まれますおもしろいです！今回は全ルートあるということで！全部楽しみすぎます！ありがとうございます！ (2019年11月1日 18時) (レス) id: d970aa184c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - みさみささん» 「しょうれんがいると岸くんはサブ」と言う岸担さんの嘆きからチャレンジを決めた今回の全ルート攻略…どうなるかは分かりませんが、広い心で見守ってもらえたら嬉しいです(^◇^;)岸くんも頑張ります！！ (2019年10月30日 15時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - あさひさん» あれっ！？こっちは岸くんいますよ！？こっちでも紫耀くん！？うーわーきーだーーー！！！もう開き直って昇天しちゃいましょうww最近ちょっとだけ紫耀くん書くの苦手じゃなくなって来たかと思ってたんですが、そしたら今度は廉くんが書きにくくなりましたwwピンチ！ (2019年10月30日 15時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - まりんさん» 一応、全員と2人になってそれなりに友好関係を結んだところで個別に入る予定でした！！初めての挑戦で不安もありますが、お付き合い頂けたら嬉しいですヽ(´▽｀)/旦那には、どうかコレの完結までは知られたくない…！！ (2019年10月30日 15時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2019年10月26日 2時
