Brulee 2【Ren.N】

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学校来れたの何日ぶりやろ…
もう夕方やけど。
キャンパスにほとんど人おらんやん…




てゆーか、仕事めっちゃ忙しい…




単体でバラエティ呼んでもらえんのも、歌番組も体張るロケも有り難いけど、疲労と睡眠不足、偏った食生活で体はボロボロ。


　
Aの家で、もっかいあの鍋食いたいなぁ。



いやいや、既読スルーされるほど怒っとんのに、家入れてくれるわけないやん。
まずは誤解をちゃんと解かな、始まらん！




学校について、ひたすらAを探す。




こんな時に限って見つからんなぁ。
他の授業、何取ってるんやったっけ？
まさかもうバイト行った？？でもあの塾にもっかい行くのはちょっとなぁ…



あ、もしかして図書館？



図書館の方へ歩いて行ったら、ちょうど図書館から出てくるAが見えた。




「A！！！」




辺りを構わず、思いっきり叫ぶ。



Aはビクッと肩を震わせた後、俺の姿を見つけて、走って逃げようとしよった。





「アホ！お前の足で逃げ切れる思たら大間違いやで！！」



秒で捕獲する。



『痛い痛い！！ちょっとやめてよ！！』



「自分が逃げるからやん！！
なんなん、LINEの返事もせんと！！意味わからんわ！！」



『べ、別に私にもう用ないでしょ！自分がそう言ってたんじゃない！！』




「ど素人が！！あれには深い訳があんねんて！！」





校門の近くでヤイヤイやってたら、スモークガラスのライトバンがするりと横付けされた。




…何やろ。業界人？？




Aの首根っこを捕まえたまま凝視していると、スライドドアが音を立てて開き、辺りに華やかなオーラが煌めく。





「廉！！何しとんの？？」





廉「…紫耀！！！？？？」

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