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当たり前だ。
永瀬くんはたまたま出席番号順で指名されたペアの相手で、ただのクラスメートで
そして、もっともっと遠い世界の人。
唯一の繋がりだったイベントが終わったんだから、出会う前に戻るのは当然。
私はまた、窓際で1人熱心にノートを取る暗い女子大生に戻る。
永瀬くんは、テレビや雑誌やスクリーンでその魅力を振りまいて、少し疲れた顔で学校に来る。
その2人の間には、教室の机以外に何も無い。
100均の手帳から、永瀬くんにもらったスタバカードを取り出す。
まだ使ってないや。
男の子らしい、乱暴な筆跡。
胸が苦しくなるような香水の匂いを思い出しかけて、慌ててバッグの中に戻した。
今日は、ちょっと久しぶりのバイトの日。
早めに行って、休憩室で一休みしてから仕事を始めようと思ったのに、ドアを開けたら既にたくさんの生徒がいた。
あれ？時間、間違えた？？
「西井センセー来た！！」
『こんにちは。
今日って17時からじゃなかった？』
「センセー、れんれんとどういう関係なの！？」
『えっ…』
予想外の質問に、言葉が詰まる。
『…�爐譴鵑譴鵝蹇弔箸蓮�』
「何すっとぼけてんの！？
永瀬廉くん！！キンプリの！！この間、一緒に逃げたよね？！手首、掴まれてたじゃん！！！」
この子は、きっと永瀬くんの熱心なファンなんだろう。
涙目で、縋るように私を責める。
遠いステージの、豆粒のような大きさでも
一目見たいと願う人。
雑誌の表紙で、白い歯を見せる永瀬くんを思い出す。
『同じクラスだからね。』
静かに返す。
「れんれんがこの近くの大学だっていうことは知ってるよ！！でもそれだけじゃないでしょ！？何で一緒に逃げたのよ！！」
『彼は間違えて持って帰った私のノートを返しに来てくれただけなのに、あなたたちが騒ぎ立てるからでしょ。プライベートなんだから、迷惑かけちゃダメじゃない。』
「…それだけ？…本当？
あの後どうしたの？すごく探したのに、2人ともどこにもいなかったよ…」
目の前に溢れてくる。
滑らかな頬
上下する喉元
濡れた黒髪
力強い腕
薄い肩
変な笑い声
『ビルの下ですぐに別れたよ。本当、それだけ。
…違う世界の人でしょ。』
ああ
私も今きっと、
あの表紙の永瀬くんと
同じ眼をしている。
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きのこ(プロフ) - 色さん» 上にスクロールすればいるはずなんですけどね。不思議なことです。 (2021年1月26日 9時) (
レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
色(プロフ) - 伝え切れません！伝えきれぬ愛しさは花になって街に降ります(´∀｀*)早く謎の失踪を遂げた廉くんを探してあげてください(；A；)笑 (2021年1月25日 22時) (レス) id: b3cfd75292 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» 嵐ファンはMJに菓子折り（モンブラン）いくつ贈れば感謝を伝え切れるのか！！いや、きのこはキンプリちゃんでは不動の平野担です。ちなみに副担は岸くんって噂です。（廉どこ？） (2021年1月25日 13時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
色(プロフ) - いやーあのアングルはやばいです！菓子折り贈りたいです！・・・あれ？やっぱりきのこさん平野担じゃないのでは？笑 (2021年1月25日 2時) (レス) id: a198871971 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» わーい！初作品のブリュれん、気に入ってもらえて嬉しいです☆久しぶりに読んだら、途中で紫耀くん出てきてびっくりした！（覚えとけ）Sugar、やっばいですよね…あたいも大好き！何度でもショウサクライにチューぶん投げられたい！！ (2021年1月25日 1時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2019年4月5日 14時
