61 side...REN & YOU ページ26
『久しぶり。』
良かった、返事してくれた。
なんかもう、これだけで泣きそうやねんけど…
「あの…ちょっと時間たってもうたんやけど、あの時ホンマごめんな…俺どうかしてたわ…
めっちゃ反省した。許せんかもしれんけど、謝らして…。」
『CDとブリュレありがと。』
「えっ、無視？
…あ、あぁ、あれな。仕事バリ忙しくて、ドアノブが精一杯やったわ。
あんな渡され方ウザいよな。…すまん。」
『いい曲だね。』
「…せやろ。」
『よく分かったよ。ありがと。』
「………じゃあなんでLINEのブロック解除してくれへんの。」
『解除してるよ？』
「へえっ？！？！いつから？？」
『クリスマス。』
「嘘やん！！
そんなのこっちから気づくわけ無いやん！！！
なんで教えてくれへんの？？」
『いや、忙しいみたいだったから。別にこれと言った用事は無いし。』
「急用やん！！！めっちゃ急用やん！！
こっちは毎日気が気じゃなかったんやで！！
結局、やっぱりAは俺に大して興味無いねんやんか！！」
『そんなこと無いよ。だって…』
「…だって？？」
『CD買ったもん。キンプリの。』
「！！！嘘やん！！！」
『本当。あとDVDも。
まだちょっとしか見てないけど。』
「！！
あんなに節約しとったのに！！？
どれ？！CDどれ買ったん？？」
『シンデレラガール』
「ほんまか！？紫耀目当てちゃうの！！？」
『違うよ。』
「じゃあ誰！！？？
誰目当てで買ったん！！？？？」
『もーーうるさいなぁ。
私、次も授業あるから行かなきゃ。
またね。もうLINEつながるから、何か用があったらそっちに送っておいて。』
「おい待て！！！こら！！！
国宝を置いていくヤツがどこにおんねん！！
おーーい！！！」
空からは、綿毛みたいな粉雪。
あのピンクのジャケットにはまだ寒い。
でも、もう少ししたら。
この枝に、花が咲いたら。
「おーい！！待てや言うとるやろ！！
やっとキンプリに興味持ったん？？
じゃあじゃあ、俺のメンバーカラーは！！？？」
『黒。』
「ちゃうねん！
あれは黒やなくって、もっとカッコえぇ色の…！！」
『もー授業無いならついて来ないでよ！』
中庭に、甲高い関西弁が響く。
ついさっきイヤフォンから流れていた声が、
なぜか高く澄んだ空から、聞こえて来たような気がした。
I wanna always be your King ＆ Prince.
【END】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1069人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きのこ(プロフ) - 色さん» 上にスクロールすればいるはずなんですけどね。不思議なことです。 (2021年1月26日 9時) (
レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
色(プロフ) - 伝え切れません！伝えきれぬ愛しさは花になって街に降ります(´∀｀*)早く謎の失踪を遂げた廉くんを探してあげてください(；A；)笑 (2021年1月25日 22時) (レス) id: b3cfd75292 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» 嵐ファンはMJに菓子折り（モンブラン）いくつ贈れば感謝を伝え切れるのか！！いや、きのこはキンプリちゃんでは不動の平野担です。ちなみに副担は岸くんって噂です。（廉どこ？） (2021年1月25日 13時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
色(プロフ) - いやーあのアングルはやばいです！菓子折り贈りたいです！・・・あれ？やっぱりきのこさん平野担じゃないのでは？笑 (2021年1月25日 2時) (レス) id: a198871971 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 色さん» わーい！初作品のブリュれん、気に入ってもらえて嬉しいです☆久しぶりに読んだら、途中で紫耀くん出てきてびっくりした！（覚えとけ）Sugar、やっばいですよね…あたいも大好き！何度でもショウサクライにチューぶん投げられたい！！ (2021年1月25日 1時) (レス) id: 0a6f63d686 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きのこ
| 作成日時：2019年4月5日 14時
