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side...REN
「なぁぁぁあーーーーんでぇーーーーぇぇえ！？！？！？！？」
紫耀と2人でささやかな引越し祝いをしようと、ご飯作ってもらっとる間に近場のスーパーまで酒買い出しに行って帰って来たら
困り顔の紫耀の首に、なぜかAさんが巻き付いとる。
「やだやだやだぁぁあーーーー！！！
やっぱり仕事なんて行きたくなぁーーーい！！
結婚したいよぉぉおーーーー！！！なんで会社爆発しないのぉーーーー！？！？」
紫耀の白い首元に顔を埋めながら、ギャンギャン泣き喚くAさん。めっちゃ見覚えある。
「この人さぁ、もしかして酒飲ませたらあかんタイプ？？」
「量は！？量が大事やねん！！
何を、どんだけ飲ませたん！？！？」
「Aさんが持って来てくれた赤ワイン、4杯は飲んでたかなぁ…」
「アウトーーーー！！！
それあかんヤツ！！その人マジで錯乱するから！！早よ放り出して！！ガチでそのまま襲われんで！！」
「えーー？俺は別にええけどぉー。」
「おッッッ前、◎＄♪×△￥●＆？＃$！！！！」
噛み倒しながらも、トロンとした顔であぐらかいとる紫耀の上に乗っかってるAさんを引っぺがす。
「ちょ、悪いんやけど、小一時間席外してくれん！？！？この人ホンマ、1回こーなると止まらんねん！！」
「見てたらあかんの？」
「あかんに決まっとるやろボケェェェエ！！！！」
「混ざるのは？」
「◎＄♪×△￥●＆？＃$！！！！」
俺の意味不明の叫びに苦笑いした紫耀は、「はいはい」と、仕方なさそうに車の鍵を手にして、ため息混じりに平べったい古家を出て行った。
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作者名：きのこ
| 作成日時：2023年8月21日 1時
